独学で司法書士になるには【テキスト・費用・勉強時間】

独学で司法書士になるには司法書士試験
よしと
よしと

おつかれさまです!司法書士の「よしと」です。

独学で司法書士になりたいけど可能なのかな?独学で司法書士になるには費用や勉強時間はどのくらいかかるんだろう?独学ならどんなテキストや過去問を使うのが一番良い?独学で司法書士になるにはスケジュールや勉強方法はどうすれば良いの?

そんな風に思っていませんか?

この記事では独学で司法書士を目指す場合の以下の内容について説明します。

  • 司法書士になるには独学でも可能か
  • 独学で司法書士になるのにかかる【費用】
  • 独学で司法書士になるのにかかる【勉強時間】
  • 独学の【スケジュール・テキスト・過去問】
  • 独学で司法書士になるための【勉強方法】

 

私は4年間かけて司法書士試験に合格しました。

しかも、予備校を使って4年間です。

実は予備校に通っていても、司法書士試験では自分で地道に勉強する時間の方が圧倒的に多くなります。

 

私自身も4年目は予備校の答練だけを受けていたので、テキストや過去問の勉強はすべて自分でやっていました。

そうした経験から、独学で司法書士になるにはどうしたら良いのか、費用や勉強時間、テキスト過去問、スケジュールに勉強方法まで、独学に必要な情報をまとめていきます。

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司法書士になるには独学でも良い?

司法書士になるには独学でも良いのか?

と聞かれたら、答えはYESです。

 

しかし、誰でも独学で司法書士になれるかと聞かれたら、うーん、と少し悩んでしまうところです。

独学でも司法書士を目指せるのか、どういった人であれば独学で司法書士になることができるのかについて少し説明していきましょう。

独学よりは予備校の方が効率は良い

当たり前かもしれませんが、独学よりは予備校を使った方が勉強効率が良くなります。

そして、独学の難易度はかなり高いです。

 

私が実際に合格後の新人研修で名刺交換した人の話から計算すると、受験生のうち独学で合格した人の割合は0.1%未満になります。

 

でも実際に独学で合格している人はいますから、それがどういう人なのか考えてみると、

独学で司法書士合格を目指せるタイプの人

試験を分析し、正しい勉強計画を立てて、計画通りに大変な勉強を達成できる人

ということになります。

分析とかできない、計画を立てるのは難しい、計画通りに勉強できない、どれかに当てはまる人は司法書士試験に失敗する可能性が高いです。

 

独学のメリットと言えば「費用を抑えられること」と「時間が自由になること」ですが、今は安い予備校もあるため独学とあまり変わらない費用で講義を受けられるところもあります。

また、時間が自由になると、つい勉強しない時間が増えてしまいがちなので自分をしっかりとコントロールし続ける必要があります。

この点も独学で司法書士になる難易度が高い理由です。

 

これらの向いているタイプや、独学と予備校のメリットデメリットは以下の記事でより詳細にまとめています。

独学?予備校?向いているタイプ「【司法書士】独学?予備校?向いてるタイプとメリットデメリット」

 

行政書士合格でノウハウあれば独学もOK

初心者が独学で司法書士試験に合格するのは難しいですが、

行政書士試験に合格していれば司法書士試験も合格しやすいのではないか?

と考える人も多いでしょう。

 

実際、行政書士を独学で比較的短期間合格できた人は、独学で司法書士になるのに向いています。

 

行政書士で独学のノウハウを身につけていれば、あとはその手法を司法書士にも応用すれば独学はしやすくなります。

行政書士になるには勉強時間が500時間~800時間程度必要と言われ、一方の司法書士になるには勉強時間が3,000時間程度必要と言われます。

 

行政書士での独学のノウハウをより長期間継続、あるいは1日の勉強時間も増量できれば独学で司法書士を目指すこともできるでしょう。

 

行政書士試験と司法書士試験は一部科目が重複していますが、試験によって同じ科目でも特徴が異なります。

その違いや2つの資格の同時進行についてなどは以下の記事で詳しく説明しています。

行政書士から司法書士、独学できる?「【ポイント解説!】行政書士から司法書士への独学」

 

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独学で司法書士になるには【費用編】

独学で司法書士になるには最低限の教材を揃えるだけでも8万円近くかかります。

最低限だけでは足りないと感じたらさらに費用はかかります。

 

まず最低限でどのくらいまで揃えられるのかを確認しましょう。

 

最低限でも約7万くらいかかる

独学で司法書士になるには、最低限でも「テキスト」と「過去問」が必須です。

 

独学で一番人気のあるテキスト「山本浩司のautoma system」(通称オートマ)と、同じシリーズの過去問「山本浩司のautoma system オートマ過去問」(通称オートマ過去問)だけを全て揃えると以下のような費用がかかります。

独学にかかる費用
テキスト「オートマ」一式合計36,850円
過去問「オートマ過去問」一式合計23,100円
記述サブテキスト

「みるみるわかる」「オートマ記述ひながた集」一式

合計21,120円

本当の最低限でテキストと過去問だけなら59,950円ですが、実際には記述式のひながたや勉強のためにサブテキストもほぼ必須になるので81,070円かかります。

 

さらに、六法も手元に置いて勉強しようと思ったら確実に8万円を超えます。

 

教材や、予備校との費用比較については以下の記事で詳しく説明しています。

司法書士の独学にかかる費用は?「司法書士の独学費用はいくら?費用を抑えて司法書士になる方法」

 

独学で司法書士になるには【勉強時間編】

独学で司法書士になるにはどのくらい勉強時間がかかるのか、結論をまとめると以下のようなことが言えます。

  • 独学合格者の勉強時間はさまざま
  • 独学の1つの目安は4,000時間
  • 合格までは通常2年~4年は最低でもかかる

それぞれ少し詳しく説明します。

独学合格者の勉強時間はさまざま

独学でどのくらい勉強時間が必要なのかを計るために、実際の独学合格者の勉強時間は参考になります。

ネット上で公開されている情報(が正しいとして)を調べてみると

  • 1,680時間で合格!
  • 働きながら3年で合格!
  • 2,350時間勉強して不合格!

など、単に独学時間が長ければ司法書士になることができるとは言えないことが分かります。

実際の合格者も、

  • 行政書士試験の独学合格者
  • 司法書士事務所に勤務

など前提条件もさまざまなので単純に比べることができません。

 

詳しい条件の違いについては以下の記事で詳しくまとめています。

独学合格者はどう勉強してた?「司法書士独学合格者の勉強時間と方法を調べてみました」

勉強時間の目安は4,000時間

一般的には司法書士になるには3,000時間の勉強時間が必要だと言われますが、独学であれば+1,000時間の4,000時間はかかると考えましょう。

 

なぜなら、独学3,000時間で合格しようと考えた場合、最低限のテキスト過去問だけで勉強したとしても1ページにかけられる勉強時間はたった19.55分しかないからです。

 

内容を0から理解し、何度も読み直して完全に覚えるまでに1ページ19.55分しかかけることができません。

ぶっちゃけムリゲーです。

 

独学4,000時間の場合でも1ページ26.07分しか勉強できません。

独学4,000時間でも合格できるかどうか、まだまだ怪しいくらいです。

 

さらに「勉強が苦手な人」「長期間勉強して昔のことを忘れてしまう」といった条件が重なれば合格までに必要な勉強時間は当然にもっと増えますよね。

 

そういった複数の条件も考えたケースは以下の記事で詳しく解説しています。

司法書士に合格する勉強時間の目安「司法書士合格までの勉強時間の目安【ケース別勉強時間】」

期間は通常2年~4年はかかる

独学4,000時間で司法書士になれるとしても、毎日どのくらい勉強できるかはあなたの環境によっても違います。

勉強に専念している人でも通常は頑張って毎日6時間、フルタイムで働いている人なら頑張っても週に20時間くらいが現実的なところでしょう。

 

上記2つのケースでどのくらい勉強期間が必要なのかを計算すると以下のようになります。

独学で司法書士になるまでの勉強期間
(専業)毎日6時間勉強約1年10ヶ月
(社会人)週20時間勉強約3年10ヶ月

毎日、毎週の頑張りでこの期間を短縮しようとして、「毎日8時間勉強」「毎週30時間勉強」を目指したらどうなるかなども含めて以下の記事で詳しく説明しています。

司法書士合格までの勉強期間は?「【8パターン解説】司法書士合格に何年かかる?【勉強期間の目安】」

 

独学で司法書士になるには【スケジュール・テキスト・過去問編】

独学で司法書士になるには、自分で勉強ペースを決める必要があります。

どの科目にどのくらい時間をかけるのか、独学で使うテキストや過去問についても先程よりも詳しく説明していきます。

18ヶ月でオートマシリーズを勉強

1回目の受験で合格できるか、できないかはともかくとしても独学で試験範囲を一通り勉強するにはおよそ18ヶ月で終えるようにしましょう。

分からないところで詰まってしまってもとりあえずペースを守って先に進み、他の科目を勉強することで分かるようになることもよくあります。

 

独学のテキストのおすすめは「オートマ」。

独学の過去問のおすすめは「オートマ過去問」です。

オートマ(テキスト)一覧

2,420円
2,420円
3,190円
2,640円
3,300円
3,300円
3,300円
3,080円
1,980円
2,200円
2,200円
3,740円
3,080円

オートマ過去問一覧

3,080円
2,860円
2,640円
2,640円
2,640円
2,200円
2,640円
2,200円
2,200円

この2つは独学で人気のテキスト、過去問なのでハズレがありません。

しかし、「オートマ」の記述式の難易度は高いため記述式でつまづいてしまうこともよくあります。

その場合は、記述式の解法が学べる「うかる!記述式答案構成力」シリーズで補うと良いです。

 

独学の18ヶ月のスケジュールの目安は以下のとおり。

択一の独学スケジュール

1月~5月(4ヶ月)民法
6月~8月中旬(2ヶ月半)不動産登記法
8月中旬~11月(3ヶ月半)会社法・商法・商業登記法
12月~1月中旬(1ヶ月半)民事訴訟法
1月中旬~1月下旬(1~2週間)民事執行法・民事保全法
1月下旬~2月中旬(2~3週間)供託法
2月中旬(1週間未満)司法書士法
2月中旬~3月上旬(2週間)憲法
3月上旬~3月下旬(2~3週間)刑法
4月~7月(3ヶ月)全科目復習

 

記述の独学スケジュール

9月~12月(4ヶ月)不動産登記法 記述
1月~4月(4ヶ月)商業登記法 記述

まずはこのスケジュールで一通り勉強することを目標としましょう。

 

18ヶ月より短縮する場合や18ヶ月より長く勉強する場合のスケジュールの調整方法や独学の基本的な勉強方法については以下の記事にまとめています。

司法書士独学のモデルスケジュール「【司法書士】独学合格18ヶ月スケジュール+テキスト&過去問おすすめ」

独学で司法書士になるには【勉強方法編】

独学で司法書士になるには、勉強方法にも工夫が必要です。

 

そのため、司法書士試験でのノートの作り方や、過去問アプリを使った勉強方法について解説していきます。

3種類のノートを作る

司法書士試験で作るノートは以下の3種類です。

  • 基本の勉強ノート
  • 暗記を助ける素振りノート
  • 直前期の勉強を効率化する弱点まとめノート

基本のノートは実のところ、わざわざ作る必要はありません。

ノートを取るくらいであれば、テキストに直接書き込んでしまった方が早いですし、後で一緒に見直しやすいからです。

テキストを読み進めながら、理解するためのポイントを自分の言葉で説明したり、テキストに足りない情報を書き足すと良いでしょう。

 

苦手なことやどうしても覚えられないこと、ひながたなどは素振りノートに何度も書き込んで覚えてしまうのが良いです。

小学生の漢字の書き取りのようなイメージですね。

 

そして、一番大事なのは弱点まとめノートを作ることです。

司法書士試験が迫ると択一11科目と記述式2科目の総復習をしていきます。

テキストや過去問を全部やり直そうとすると数ヶ月単位の時間がかかってしまうため、自分が覚えられていない部分だけをまとめておくと短時間で復習できるようになります。

これが合格の最後の決め手になります。

 

これら3種類のノートの具体的な作り方や、役立つアイテムなど詳しい内容は以下の記事にまとめています。

司法書士試験のノートの作り方「司法書士試験に合格するノートの作り方【勉強時間短縮】」

過去問アプリで隙間時間を無駄にしない

独学で司法書士になるには膨大な勉強時間が必要ですから、少しの隙間時間も無駄にしないで効率的に勉強できれば短期合格しやすくなります。

 

そんな隙間時間に勉強しやすいのが過去問アプリです。

 

ちょっとした時間にスマホをチェックする人は多いですよね。

そんな時間に過去問アプリを解くようにすれば毎日の勉強時間を圧縮することができます。

 

過去問アプリも複数ありますが、あなたの理解度を学習してあなたに必要な過去問を自動的に選んで出題してくれる過去問アプリもあります。

 

アプリの細かい特徴や、過去問アプリを無料で使うための手順については以下の記事でまとめています。

無料の司法書士試験過去問アプリ!「【無料】司法書士の「過去問+解説」アプリで分野別に対策!」

独学で司法書士になるにはまとめ

独学でも司法書士になることはできます。

しかし、難易度はかなり高いです。

 

あなたが独学でやりきれるのか、独学に向いている特徴が自分にあるのか見極めて挑戦するようにしましょう。

 

独学だからといって司法書士になるには特別なことが要求されるわけではありません。

この記事にあるような基本的なことを守り、地道に勉強を続けていけば独学でも司法書士になることができます。

 

独学での司法書士試験は決して甘くみることはできません。

しかし、絶対に無理と諦めてしまうほどでもありません。

 

どのように準備を整えて勉強を続けていくのか、しっかり計画を立てて着実にこなして司法書士試験の合格を目指していきましょう!

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関連記事:「【逆算して合格!】司法書士試験に必要な勉強時間と勉強法のポイント」

関連記事:「【未経験者】司法書士の転職エージェントで就職成功させるポイント」

 

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