おつかれさまです!資格ワン運営の司法書士「よしと」です。
直前期はどうやって勉強するのが良いんだろう?
そんな疑問はありませんか?
この記事では、7月の司法書士試験を前にした4月~6月のいわゆる直前期にどういった勉強をするのが良いのかについて説明します。
初めて司法書士試験を受ける初学者の人の直前期と基準点を既に超えているような中上級者の直前期とではもちろん最適な勉強方法は違います。
ケース別に司法書士試験の直前期の勉強方法について説明していきますよ。
4年目4回目の司法書士試験で合格できた私の経験から、直前期に有効な勉強方法についてお話していきますね。
司法書士試験の直前期で成果を上げる勉強法
司法書士試験の直前期(4月~6月)だからといって特別新しいことを勉強する必要はありません。
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基本的にはこの2つを直前期にやるのがベスト。
あなたの試験勉強の進み具合によって直前期にどうやって復習するのか、どうやって過去問を繰り返すのかが違うだけですよ。
勉強の進み具合別に直前期にどうやって勉強するのか、具体的な勉強方法例を挙げていきますね。
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初学者の直前期は「復習と過去問」
予備校の司法書士試験初学者向け講座を受講している方は大体3月くらいまではマイナー科目の講義があります。
直前期の4月に入った時点で
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このどれか、あるいは全部に当てはまっていると思います。
司法書士試験初学者向け講座をやり切れる人は1割しかいないと言われるくらいなので、当てはまっていてもあなたが特別サボっていたわけではないので安心してくださいね。
どれかに当てはまっている人は
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この3点の達成を直前期の目標にしましょう。
予備校の初学者向け講座に答練や模試が付いていることもありますが、この3点を達成できていないのであれば貴重な直前期の時間を使って受けなくても構いません。
ぶっちゃけ基礎ができていない状態で答練を受けるよりも直前期に基礎固めをした方が本試験で点数が取れますし、翌年の司法書士試験にも繋がります。
「自分の順位や弱点を把握しておきたい」という前向きな人は、模試だけ受けても良いです。
予備校の初学者向け講座に答練や模試が付いていないのであれば、別に費用をかけて申し込む必要はありません。
その予算を翌年以降の司法書士試験勉強のために使った方が合格に役立ちます!
1年で初学者向け講座を上手く消化できなかった人は、早めに来年に向けて勉強しなおすのもアリ。
勉強を続けやすい予備校・通信講座の選び方、初学者におすすめの予備校については以下の記事で解説しています。
もし直前期中に講義、復習、過去問全て終わった場合には、次の中上級者の直前期勉強法にステップアップしていきましょう。
中上級者であっても成績によって直前期の勉強法は違う
司法書士試験の中上級者と一言で言っても中身はさまざまです。
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同じ中上級者でもこれだけ成績が違えば直前期の勉強は全然違いますよね。
そのため、
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の2パターンに分けて直前期の勉強方法を説明していきます。
まだ基準点に届かない人の直前期は「テキストと過去問」
まだ基準点が取れない人は過去問を一通り解いたことがあっても、過去問を100%は理解できていない状態です。
過去問の知識で確実に正解し、テキストに載っている内容を一通り理解できていれば基準点を超えることができるようになります。
ですから、まだ基準点に届かない人は直前期に
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という勉強をしましょう。
過去問を100%解けるようにすること+テキストの理解を深めることが最優先です。
過去問として出たことが無い未出問題対策として、でるトコや直前チェックなどの問題集を併用するのも良いです。
「過去問+でるトコ・直前チェックを繰り返し解く」ようにするとさらに良いですよ。
直前期にテキスト、過去問を何周するかは学習進度にもよります。
まだ基準点が遠い人であれば理解重視でゆっくりになるため、直前期で2周を目安に。
基準点が近い人であれば分かっているところは早く進めて、直前期に4周を目安に回していくと良いでしょう。
このくらいやると司法書士試験で基準点が取れるようになってきます。
本試験の問題とあなたが覚えたことが噛み合えば、この時点で司法書士試験に合格することもありますよ。
もう直前期に4周終わってしまった!という人は次の「基準点を超えた人」の直前期勉強法に進んでください。
基準点を超えた人の直前期は「回し方を最適化」
基準点を超えている人はテキストも過去問もかなり覚えてきていると思います。
基準点超えから合格点に届かせるためには「穴を潰す」作業が必要です。
全部覚えたつもりでも
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ということが必ず起こります。
テキストや過去問を繰り返して穴を潰しても良いですが、テキストや過去問の大半はもう覚えてしまっている状態なので時間の無駄も多くあまり効率が良くありません。
そこで、あとちょっとで合格の人は直前期用に「自分専用の弱点ノート」を作ることをおすすめします。
ノートと言っていますが、私は科目ごとにWordファイルを作りました。
具体的には
- 過去問、答練、模試、でるトコ等の問題を選択肢ごとに解いてみる
- 解説を確認して理由まで完璧だったら何もしない
- 間違えた問題、あやふやな問題、忘れてしまいそうな問題は弱点ノートに書き出す
- 問題の解説を「自分の言葉で」書き加える
- テキストの内容も怪しい部分は全部ノートに書き出す
という作業を科目ごとに繰り返して、直前期用自分オリジナルの一問一答問題集を作ります。
自分の言葉で書いた解説は、後で自分が短時間で一番すんなり理解できる解説になるので総復習にうってつけ!
ノートの作成自体が普段と違う勉強方法になるので作成するだけで覚えられるようになる知識もありますよ。
直前期ノート作成のコツは、絶対にこれは忘れない!というもの以外は書き出すことです。
少しでも怪しいと思ったら書き出しましょう。
後からノートに追加するのは手間ですが、ノートから削除するのは簡単だからです。
関連記事:「司法書士試験に合格するノートの作り方【勉強時間短縮】」 |
あなたが覚えていないことだけのオリジナルノートが完成したら後はそれを繰り返し読み込むだけです。
テキストや過去問を1周回す時間よりも、オリジナルノートを1周回す時間の方がぐっと短縮できるはず。
このオリジナルノートを直前期に10周、20周、30周…と回していけば苦手なところも覚えることができます。
オリジナルノートに飽きたら、たまにテキストや過去問を1周回して知識の収集漏れが無いか確認するようにしましょう。
もちろん知識の収集漏れがあったらオリジナルノートに追記です。
私が当時作ったWordファイルを確認したところ全部で463ページ作成していました。
これを両面印刷して科目ごとにホチキス止めし、試験前日までひたすら読み込んで合格しました。
スタディングなら「マイノート機能」でクラウド上に弱点まとめノートを作ることができます。スマホ1つでいつでも読むことが可能に。
自分でまとめノートを作る時間が無いという人は、予備校の直前期対策講座を活用して勉強することだけに集中するのも手です。
あなたの苦手や弱点にフォーカスした講座を選ぶのがコツですよ。
司法書士試験の直前期で成果を上げる勉強法まとめ
直前期にやるべきことは以下の2つです。
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この2つを達成するために具体的にどうやって勉強するのかは、学習の進度によって違います。
学習進度別に分けると以下のような勉強方法になります。
初学者 |
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中上級者 (基準点未満) |
(直前期で2周~4周を目指す) |
中上級者 (基準点以上) |
(直前期で10周以上回す) |
繰り返し勉強していると大まかな枠組みを忘れることはなくなります。
細かい部分は覚えても忘れていってしまうので、忘れてしまう部分だけを重点的に繰り返して司法書士試験を受けられるようにすれば基準点を超えて合格点にも手が届くようになっていきます。
直前期にしっかりと勉強できれば本試験の点数は伸びます。
あと少しで合格できそうな人ほど直前期に無駄を省いて効率よく勉強するのが大事ですよ!
直前期を制して司法書士試験に合格し、あなたが思い描く理想の司法書士になりましょう!