司法書士試験の中止・延期の動向・予測【2020新型コロナ】

司法書士試験は中止になるか?

よしと
よしと

おつかれさまです!司法書士の「よしと」(@yoshitoshikaku1)です。

新型コロナウイルスの影響で司法書士試験は中止になる?司法書士試験って中止になることはあるの?司法書士試験が中止ではなく延期になることもありえる?

そんな風に思っていませんか?

この記事では司法書士試験の実施状況について以下のことを説明します。

  • 2020年の司法書士試験は中止になるか
  • 中止の確率が高い理由
  • 中止ではなく延期になることはあるか
  • 中止の場合は勉強はどうすれば良いか
  • 中止の判断はいつされるか

正式な判断は法務省から発表されるまで分かりません。

しかし、周辺資格の実施状況や新薬の承認への道筋などを根拠に推測することが可能です。

客観的な事実を元にして今後司法書士試験がどうなるかを予想してみましょう。

 

 

2020年の司法書士試験は中止になるか

2020年3月末現在、日本でも急速に広がりを見せている新型コロナウイルスですが、その影響で

今年の司法書士試験は中止になるのではないか

とあなたも心配していることでしょう。

正式に法務省から発表があるまでは分かりませんが、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の承認手続きの進み具合など、現在の状況を見るに私は50%くらいの確率で2020年司法書士試験は中止になるのではないかと思います。

2020年5月6日時点の状況に合わせて、中止確率75%→50%に変更しました。

そう考える理由について説明していきます。

中止の確率が高い理由

2020年司法書士試験が中止になる確率が高いと私が考えるのは、以下のことを根拠としています。

  • 過去の法務省の姿勢
  • 他の資格試験の実施状況
  • 新薬承認に必要な期間

それぞれについて補足説明をしていきます。

過去の法務省の姿勢

司法書士試験は1978年(昭和53年)から今の試験制度になっています。

そして、司法書士試験が始まってから現在まで中止になったことはありません。

今まで中止にならなかったのなら、今回も中止しないのでは?

と思う人もいるでしょう。

しかし、去年の司法書士試験のときには以下のような案内が出ていました。

【重要】気象警報の発表等に伴う司法書士試験中止等の緊急情報の取得方法について

気象災害が懸念されることによる司法書士試験の中止等の緊急情報は,法務省ホームページに掲示します。

○司法書士試験を中止等する場合には,このホームページに緊急情報として掲示します。

・気象庁の特別警報等や試験会場が所在する市町村長の避難勧告等が出された場合には,受験者及び試験会場担当職員等の被災防止を図るため,試験の中止等の対応措置を講ずることがあります。

・ホームページに緊急情報が掲示されない場合には,予定どおり試験を実施します。

○受験者は,ご自身でホームページを確認するか,あらかじめ,ご家族,友人等に,ホームページの確認及び緊急情報が掲示された際の受験者への連絡を依頼するなどの対策を講じてください。

法務省ウェブサイト(http://www.moj.go.jp/content/001299162.pdf

このことから、法務省は危険性があるなら司法書士試験を中止せざるを得ないという姿勢であることが分かります。

今回のコロナウイルスの問題は、気象災害と同等かそれ以上の危険性があると考えられるため、2020年は中止となる確率が高いと言えるでしょう。

 

2020年度(令和2年度)の簡裁訴訟代理等能力認定考査は当初6月7日に実施される予定でしたが、5月12日に正式に実施延期が決まりました。

令和2年度簡裁訴訟代理等能力認定考査の実施延期について

認定考査は司法書士試験に比べて受験者数が少ないため、安全に配慮した形で実施する可能性もあるのではないかと考えていましたが、法務省はかなり慎重な姿勢です。

このことからも、法務省は新型コロナウイルスの危険性があるうちは司法書士試験を実施できないと考えられます。

他の資格試験の実施状況

司法書士と同じく国家試験である「情報処理技術者試験」は中止が決まっています。

その他、多くの民間資格が試験の中止を発表していて、6月下旬実施予定だった試験の中止が発表されている資格もあります。

一方で司法書士試験と試験日の近い「一級建築士試験」(学科試験7月12日)は現時点で中止とはされておらず、受験申込を郵送とインターネットに限定し、窓口受付を中止しています。

 

一級建築士試験と同じように司法書士試験も窓口受付をしない可能性がかなり高いのではないかと思います。

窓口で申し込みをするつもりだった人は、郵送での申し込みに切り替える必要があるかもしれません。

2020年5月4日現在、受験申請受付自体が延期となっています。いつごろに申し込みが始まるのかも未定です。

関連記事:「司法書士試験の願書入手と申し込みの手順」

新薬承認に必要な期間

2020年3月28日夜に安倍首相が記者会見で、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を「新型コロナウイルスの治療薬として正式に承認するにあたって必要となるプロセスを開始する」と発表しています。

 

その後、2020年5月4日に安倍首相が記者会見にて、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の5月中の承認を目指したいと発表しました。

これにより、6月以降に新型コロナウイルスの治療が行えるようになる可能性が出てきました。

無事承認されれば予定通りの司法書士試験実施、あるいは試験を延期しての実施の可能性が高まります。

 

司法書士試験を中止せず延期する可能性

司法書士試験を7月に実施せず、開催時期を延期して実施する可能性もあります。

ツイッターにて「司法書士試験は中止できない」とする根拠について教えていただきました。

実に理にかなっているので内容をご紹介します。

司法書士試験を中止できない根拠は司法書士法第6条です。

司法書士法 第6条

法務大臣は、毎年一回以上、司法書士試験を行わなければならない。

2(以下略)

このため、司法書士試験は延期をして状況を見るのではないかというご意見でした。

ごもっともだと思います。

 

司法書士法第6条があるため、司法書士試験を中止するためには他に法的根拠が必要となります。

関連記事:「司法書士試験の実施延期!延期後の日程考察【2020新型コロナ】」

司法書士試験中止・延期の判断はいつ?

司法書士試験の実施、中止はいつ決まるの?

受験生の人は中止するかが気になって勉強が手につかないかもしれません。

新型コロナウイルスの流行が12月までに収まらず、司法書士試験を中止しようとする場合は、臨時国会で特別法もしくは法改正案を可決・公布・施行し、司法書士試験を中止できる法的根拠を作る可能性があるのではないかと思います。

今後は

 

  • 申し込み期間の延期(4月中に発表済み)
  • 司法書士試験の延期(5月中旬に発表済み)
  • 司法書士試験の中止(時期不明)

という流れになる可能性が高いかなと現在は考えています。

2020年5月18日、法務省から司法書士試験の実施延期が発表されました。

法務省:令和2年度司法書士試験の実施延期について

延期後の試験日、受験申請受付期間、試験会場などについては今後の公表になるとのことです。

 

中止ではなく延期になるか、のところでも書いたように現時点では司法書士法第6条により司法書士試験の中止を発表することは難しいと考えられます。

4月13日現在、通常国会の会期中ですが司法書士試験を中止する根拠となるような法律案は提出されていません。

そのため、申し込み期間や司法書士試験の延期で対応し、その後の状況次第で司法書士試験中止の法的根拠を作る可能性があります。

法務省は5月中旬に今後の対応について発表することになっていますので、5月中旬に延期の発表をして、中止の発表はまだまだ先になるかと思われます。

司法書士試験中止の場合の勉強はどうすれば良いか

もし2020年の司法書士試験が中止になったとしても勉強の手を休めることはできません。

次回の試験が2021年7月に行われるとしても2020年4月からたった15ヶ月しかありません。

この15ヶ月という期間は初学者がかなり頑張って勉強して合格に手が届く可能性がある、くらいの期間です。

中上級者の人にとっても15ヶ月は決して長い期間ではありません。

勉強のペースを乱さず着実に続けることが一番重要です。

日頃からスマホアプリで過去問を解き続ける、来年以降も見据えて予備校の準備もするなど、勉強を習慣として続けていくようにしましょう。

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司法書士試験の中止・延期の動向まとめ

2020年の司法書士試験はかなり高い確率で中止になるのではないかと考えられます。

そう考えた根拠は以下の3点です。

  • 過去の法務省の姿勢(中止も容認する姿勢)
  • 他の資格試験の実施状況(6月予定の試験まで続々と中止)
  • 新薬承認に必要な期間(早くても承認に9ヶ月)

司法書士試験は筆記試験の後に、口述試験や最終合格発表、新人研修などスケジュールが詰まっているため、試験中止ではなく延期しても実施できる可能性は低いです。

例え2020年の司法書士試験が中止になったとしても、勉強の手を緩める余裕はありません。2021年7月まで15ヶ月ほどしかないからです。

ここで勉強をサボれば、今から勉強を始める初学者に追い越されるリスクすらあります。

 

5月中旬には延期の発表をされる可能性が高いです。

その後の状況を見ながら中止できる根拠を整え、中止が発表されるのではないかと考えられます。

 

2020年の司法書士試験が実施されるか、中止されるかで有利や不利はありません。

まず体が資本。

体調を整えて地道に勉強を積み重ねて合格を目指しましょう!

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