おつかれさまです!資格ワン運営の司法書士「よしと」です。
勉強って朝にやった方が良いと聞くけどなぜ?夜にやるのはあまり良くない?
そんな疑問を持ってないですか?
この記事では、朝、夜それぞれで勉強するときのメリット・デメリットとおすすめの勉強方法について説明します。
特徴を押さえて勉強できるようになれば効率も上がりますし、1日の勉強スケジュールを立てるのにも役立ちますよ。
公務員試験で受験した政令指定都市と国家公務員Ⅱ種(現在の国家公務員試験一般職)の2つとも合格、その後司法書士試験・行政書士試験にも合格している私の経験を交えて解説します。
朝は勉強のゴールデンタイム
勉強は朝にやった方が良い、という話は色々なところでされていますが、なぜ朝が良いのでしょうか?
それは、睡眠が勉強に与える影響が大きいからです。
人間は寝ているときに勉強して覚えた短期記憶が整理されて長期記憶に変わります。
朝は前日の短期記憶がリセットされた状態になっているので、新しいことを記憶しやすいのです。
また、朝はその後の予定も詰まっているのでずっと勉強を続けることはできません。
そのため、限られた時間で勉強をする必要があります。
期限があった方が
サボっている場合じゃない、サボっていると間に合わない!
という気持ちが働くため勉強にも集中しやすくなります。
時間制限で勉強が中途半端なところで中断されてしまうこともありますが、これも勉強を続けていくには有利。
中途半端な状態で終えていると続きが気になったり、なんだかスッキリしない状態になるので「早く勉強を再開したい!」という気持ちが出てきます。
このように
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という特徴があるから朝は勉強に適した時間だと言われるわけです。
朝から勉強するとはっきり目も覚めて活動できるので1日も長く感じられるなんてメリットもありますよ!
朝起きるのが苦手な人には過酷
朝に勉強すると良いと言われても朝はギリギリまで寝ていたい…
という人も多いのではないでしょうか?
頑張って少し早起きして勉強を始めたのは良いけれど眠くて結局二度寝してしまった!
なんて経験もあるかもしれませんね。
朝に勉強するデメリットとして、こういった眠くて勉強ができなかった!という状態になる可能性も高いことがあります。
実は朝に目を覚まして勉強をするのにはコツが必要。
コツを押さえれば意外と勉強できるようになりますよ。
まず一番大事なのは睡眠の時間と質を確保すること。
睡眠の時間と質を確保するためのポイント |
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といったことに注意しましょう。
次に朝目が覚めたあとにスッキリと起きるために、
目が覚めてからスッキリ起きるためのポイント |
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などの工夫をしていきましょう。
最初のうちは眠くて勉強がなかなかできない状態ですが、何日か繰り返しているうちに体が起きることに慣れてくるので段々と目が冴えて勉強できるような体質になっていきますよ。
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夜は暗記ものにベストな時間
朝の勉強がゴールデンタイムならば、夜はあまり勉強はしない方が良いのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
睡眠中に短期記憶が整理されるのですから、寝る前には短期記憶に詰め込めるだけ詰め込んでおくのがベスト!
朝や昼に暗記しても寝る前に既に忘れてしまっていることも多いです。
そのため、ちゃんと布団まで暗記したものを持っていけるように夜に暗記するのが勉強効率が良い!
夜に勉強したら後はそのまますぐに眠れるように準備しましょう。
勉強した後に一息ついてテレビやスマホを見てしまうと、さっき勉強した内容がテレビやスマホの記憶で上書きされてしまいます!
せっかく夜も勉強して頑張っているんですから、成果を残すためにもちゃんとすぐに休みましょう。
夜は体の疲れで集中しにくい
夜は1日の終わりで時間を確保しやすいです。
でも1日の最後ですから体も疲労しています。
脳は必要な栄養が届いていれば疲れることはありませんが、体が疲れていると勉強の効率は悪くなってしまいます。
また、夜に勉強が捗ってしまい「もっともっと!」と勉強に熱中してしまうと睡眠時間を削ってしまうことにもなりやすいです。
たくさん勉強できるなら良いじゃないかと思うかもしれませんが、たくさん勉強しても睡眠が十分でなければすぐに忘れてしまうので勉強をやるだけ損な状態になってしまいます。
たくさん勉強しているのに成績が上がらない!という方はこの状態になっている可能性がありますよ!
夜は勉強にのめり込み過ぎないよう、単純な暗記を淡々とこなす方が良いんです。
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朝型、夜型どっちが良い?→どっちもやるのが最強
人は今までの生活習慣などによって朝型と夜型に分かれていますよね。
私自身も昔は朝型でした。
しかし、私が受験した中で一番の難関であった司法書士試験に合格したときにはもう朝型ではなかったんです。
合格時には朝型と夜型のハイブリッドになって両方の良いとこどりで勉強をしていました。
朝は朝に適した勉強をして、夜には夜に適した勉強をするというスタイルですね。
朝も夜もたくさん勉強するために睡眠時間を削るのではなく、朝も夜も勉強時間を限定して睡眠時間をしっかりとることで勉強の効率を高めたんです。
学生の頃に
テスト前だけど全然勉強してないよー
と言っていたのに高得点を取っている友達はいなかったでしょうか?
影で頑張って勉強していた人もいるのでしょうが、本当に長時間勉強していなくても勉強の効率を上げることで高得点が取れていたのかなと今では理解できますね。
両方やるのが辛ければ片方でも良いと割り切る
朝と夜の両方勉強できるのが良いとは理屈では分かるけれど、
朝と夜の両方勉強するのは現実的には無理!
という方も多いでしょう。
どうしても朝型あるいは夜型という人は、ハイブリッド化するのが難しければ無理にやる必要はありません。
でも活用できる部分は取り入れていきましょう。
朝が良い、夜が良いというのは睡眠の後なのか、睡眠の前なのかという基準で決まっています。
ですから、例えば朝だけ夜だけ勉強するとしても、
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といった勉強法です。
朝と夜の両方勉強するよりは効率は落ちますが、思いつくままに勉強するよりは効率を上げることができるはずです!
1日の学習スケジュールを習慣化する
朝の勉強、夜の勉強で効率を良くしようとすると自然と1日の学習スケジュールが決まってきます。
決まったパターンを繰り返すことで勉強が毎日の習慣となっていくので勉強を継続しやすくなります。
実際にどのように勉強していくのが良いのかスケジュールの具体例を作ってみましょう。
朝は前日暗記したものが記憶できているかチェック・補足するために暗記したものをさらっと確認しながら目を覚ましていく。 目が覚めてきたら新しいところを勉強していく。 |
昼は朝と夜にはあまりやらない問題演習を中心に解いていく。 気になったところや不足していた知識は参考書にフィードバックしていく。 |
夜は今日やったもの、最近やったもので暗記するものを中心に覚えていき、体も疲れてきたらしっかり寝る。 |
といった感じ。
あなたが勉強できる時間帯でどんな勉強をする時間にするのかを大雑把に決めておくと習慣化しやすいですよ。
まとめ
人は睡眠中に記憶が整理されるため、時間帯によって有効な勉強が異なります。
朝は頭もスッキリして勉強に最も適した時間。
新しいことを理解していくのも朝が良いでしょう。
夜は記憶を定着させるために暗記を中心に勉強していくと効率が良くなります。
朝、夜のどちらにしても重要なのは睡眠なので睡眠時間を削って勉強するのはあまりおすすめできません。
朝と夜を組み合わせて勉強することができれば、非常に効率良く勉強することができます。
しかし、どうしても両方はできない人は自分が勉強できる時間帯の中で勉強する内容をスケジューリングするようにして効率を良くしていきましょう。
朝と夜に勉強できるようになれば1日の勉強のスケジュールも立てやすくなります。毎日繰り返すことで勉強を習慣化しやすくなるので勉強の効率を上げるだけでなく継続するのにも役立ちますよ。