おつかれさまです!資格ワン運営の司法書士「よしと」です。
司法書士試験に働きながら合格するのは無理?
予備校のホームページに掲載されている合格体験記以外に、社会人の司法書士合格体験記ブログはないかな?
社会人は実際にどのくらいの勉強時間で合格しているのかな?
今から合格を目指すならどうしたら良いか、ヒントはないかな?
そんな風に思っていませんか?
私は4年間かけて司法書士試験に合格。
しかし、最初のうちは正直司法書士に合格できるような優秀・模範的な受験生ではありませんでした。
最初のころの勉強法を具体的に説明すればするほど黒歴史なのですが、今勉強に苦しんでいる人の希望になればと思い、詳しく振り返っていきます。
私個人のことはあまり興味は無いと思いますが、私の経験とその改善をどのようにしていったかが役立つかもしれません。
この記事では実際の合格者である私が社会人として働きながら司法書士試験を受けた合格体験記について以下の内容を説明します。
|
どうせ合格体験記を書くからには数多のブログの中でも「世界一詳しい社会人の司法書士合格体験記」を目指しますので、4年間の成績通知書の画像も掲載。
この記事を読むことで、私がしていた失敗、私が合格できたきっかけ、私と同じ失敗をしないための対策が分かります。
是非あなたの勉強の役に立ててください。
科目ごとの特徴や出題傾向など、予備校講師が司法書士試験のノウハウをまとめた本が毎月100名限定で無料でもらえます。
無駄なく、効率的に勉強していきたい人は読んでおいても良いでしょう。
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ダメダメ社会人の司法書士合格体験記の全体像
まず私が社会人として働きながら使っていた講座、勉強時間、成績といった合格体験記の全体像をまとめておくと以下のとおり。
ある社会人の司法書士合格体験記のあらまし |
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年度 | 講座 | 平均勉強時間 | 成績 |
1年目 |
Wセミナー山本オートマチック (初学者向け講座) |
1日1.5時間 |
午前60点 午後72点 |
2年目 |
Wセミナー山本オートマチック (中上級者向け講座) |
1日1.5時間 |
午前87点 午後66点 |
3年目 |
Wセミナー上級本科生 (中上級者向け講座) |
1日1.5時間 |
午前63点 午後93点 |
4年目 |
Wセミナー答練本科生 (中上級者向け講座) |
1日3時間~6時間 (順次増加) |
午前102点 午後84点 記述56点 |
当時は独身で、実家に戻り週5日のバイトをしながら勉強をしていました。
こんな感じで勉強して4年目に司法書士試験に合格しています。
私が司法書士を目指す前の状況
あなたは仕事を辞めたくなったことはないでしょうか。
司法書士試験を受ける前、私は地方公務員をしていました。
しかし、毎日のように働きながら「つらい」「仕事を辞めたい」と思ってばかり。
安定した公務員を辞めるなんてもったいない。贅沢だ。
そう思う人も多いと思います。
私の公務員時代は、
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という状態。
どれかしらの経験がある人は少なくないと思いますが、これら全部がある状態は民間ならブラックと呼ばれるレベルでしょう。
本当に意味が分からない。なんのために仕事をしているのか。もっといくらでもマシな仕事のやり方があるだろうに。
そんな風に思いながら仕事をしていましたが、ついに体調にも影響が。
具体的には、通勤電車に乗っていると腹痛、めまい、吐き気がするようになりました。
毎日のように、最寄り駅についたらトイレに行く状態。
異動まではなんとか我慢するつもりでしたが5年経っても私の異動希望は通らず、さらに(最低でも)1年追加で今の環境が続くことが確定したのです。
そんな状態で私は休みの日もぐったりしており、当時付き合っていた彼女にも浮気されそのまま別れました。
それでも「公務員からの転職は難しい」ということは知っていたのでまだ我慢を続けていました。
そしてふと、国家資格があれば転職・独立もできる。今の仕事を無理してあと何十年も続けなくて良い!ということに気が付きました。
公務員試験で初めて勉強した憲法・民法が結構面白かったこともあり、そのまま法律資格を取ろうと決心。
取得する資格の候補として以下の3つを検討しました。
△ 司法試験(予備試験) |
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△ 行政書士試験 |
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○ 司法書士試験 |
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当時の私はこんな風に考えて、司法書士試験を目指すことに。
当時の私はこのように考えましたが、正直なところ現在のように予備校が安かったなら予備試験を目指していた可能性大。
あなたのやりたい仕事が弁護士ならこれからすぐに予備試験の勉強から始めたほうが良いでしょう。
なぜなら、
- 司法書士→予備試験の流れだと無駄になる勉強も多い
- 司法書士→予備試験は時間(最短でも3年)、お金(100万円以上)がとてもかかる
- 法律未学習の社会人向けの予備試験講座(約27万円~)もある
- 予備試験の合格者の平均年齢は若めで、少しでも早く勉強を始めた方が有利
といった理由があるからです。
仕事を続けながら司法書士の勉強ができれば良かったのですが、毎日体調不良でヘロヘロになっておりマジムリ!だったので公務員はすっぱり辞めて司法書士の勉強を開始しました。
当時は独身だったので公務員を辞めてもなんとかなりました。
こうして、私の司法書士試験の合格体験記がスタートします。
1年目:初学者向け講座に見事ついていけなくなる
年度 | 講座 | 平均勉強時間 | 成績 |
1年目 |
Wセミナー山本オートマチック (初学者向け講座) |
1日1.5時間 |
午前60点 午後72点 |
私が司法書士試験1年目に受講したのはWセミナー山本浩司講師の「山本オートマチック」(初学者向け講座)です。
こちらの講座を校舎に通い、DVDの貸出を受けてビデオブースで視聴していました。
テキストは独学でも人気の高い「オートマ」を使って勉強しています。
この講座を選んだ理由は以下のとおり。
1年目に山本オートマチックを選んだ理由 |
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他の予備校はまずサイトを見るのに慣れなくて、どこに私が知りたい情報があるのかよく分からず、結局慣れ親しんだTACのサイトから講座を探して選びました。
講義を頑張って受けるが復習はあまりしなかった
勉強を始めた当初は以下のように講義を受けていました。
- 自宅から40分くらいかけてTAC校舎へ行く
- 3時間の講義DVDを視聴
- 自宅へ帰る
毎日TACに通うのはきつかったので、翌日はテキストを読み直して復習をしました。
だいたい2~3日に1回校舎に通い講義を視聴、校舎に通わない日はバイトやテキスト復習という感じ。
しかし、テキスト復習はしても以下のような理由で、過去問(合格ゾーン、5肢択一式)は解いていませんでした。
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この「過去問を解かずに後回し」が後々まで響いてくる失敗ポイントでした。
不動産登記法からだんだんついていけなくなる
私はダメダメな受験生だったので、元々大して勉強できていないのにさらに勉強量が減っていきます。
講義の消化が2~3日に1回から、3~4日に1回に減る。
テキスト復習が2時間から、30分~1時間に減る。
|
など、自分に甘い言い訳を考えては勉強をサボってしまう毎日。
民法はまだなんとかなっていたものの、不動産登記法に入るととにかく講義を消化するだけで手一杯に。
復習しないまま次の講義を受けることが多くなったので、当然のようにあまり理解できていませんでした。
各科目の当時の理解度をざっとまとめると以下のような惨状。
民法 | まぁさらっとは分かる(気がする) |
不動産登記法 | 半分くらいは分かる(つもり) |
会社法・商業登記法 | ほぼほぼ分からない、2~3割分かった(ら良いな) |
マイナー科目 | 半分くらい分かった(かもしれない) |
会社法・商業登記法の講義を視聴しているときは、分からないのに講義だけ聴いて私は何をやっているんだろうといった自己嫌悪感もありました。
記述式で何を学んだか覚えていない
1年目の私の勉強で一番ひどかったのが記述式。
そもそも、不動産登記法、商業登記法の復習をせず、講義の内容もあまり理解できていない状態のまま記述式の講義を受けたので何も理解できるはずもなく。
予習ももちろん無し、記述式の雛形って何それ?状態、講義を受けてもずっとウトウトしているばかりで、どんな内容の講義だったのかすらあまり覚えていません。
私がその後の数年間も記述式が苦手だったのは完全にこれが原因です。完全にやらかしました。
それでもとにかく講義だけでも消化できればなんとかなるかもしれない。
そんなわずかな幻想にすがって勉強を続けていました。
校舎に通っているだけでも勉強を頑張っている「つもり」になっていたのでマイナスでしたね。
答練と模試をドブに捨てる
最初に講座を申し込むときに、答練や模試も全部ついているフル講座を選んでいましたが、
どうせ模試受けても間違えるし、点数取れないし、順位が悪いに決まってる。
答練や模試を受ければ気分が悪くなるだけでなんのメリットもない。
そんな風に考えて結局1つも受けませんでした。
答練や模試の分のお金を損した気がしてまた自己嫌悪になっていました。
初学者は講義を消化するだけでも大変なので、答練や模試までは手が回らない可能性が高いです。
そのため、最初から答練・模試がセットになっている講座よりも、直前期に余裕がありそうだったら追加で模試に申し込むほうが個人的にはおすすめ。
直前期は復習未満の適当勉強
直前期は答練や模試を受けずに、なんとなーくテキストを頭から読み直して復習。
苦手なところは適当に飛ばしながらテキストを1周して終わり。
全然分からなかった記述式は手を付けず完全放置。
そして、そのまま本試験を迎えます。
1年目は基準点が全く取れず惨敗
こんな最悪の1年目の司法書士試験の結果は以下のとおり。
1年目の司法書士試験の結果 | |
科目 | 得点(基準点) |
午前択一 | 60点(84点) |
午後択一 | 72点(78点) |
午前の会社法・商法、午後の商業登記法が全く取れていないかなりひどい状態。
苦手意識がそのまま点数に出ています。
公務員試験で民法・憲法を勉強したことがあるからと余裕ぶっててこのザマです
科目名が同じでも、試験が違えば出題されるポイントが違います。
あなたが公務員試験や行政書士試験で勉強したことがあっても、ちゃんと油断せず勉強してください。
私みたいな失敗はしないでくださいね?
2年目:なんとなく中上級者向け講座を受ける
年度 | 講座 | 平均勉強時間 | 成績 |
2年目 |
Wセミナー山本オートマチック (中上級者向け講座) |
1日1.5時間 |
午前87点 午後66点 |
私が司法書士試験2年目に受けたのはWセミナー山本浩司講師の「山本オートマチック」(中上級者向け講座)です。
こちらもTAC校舎に通い、DVDの貸出を受けて視聴していました。
テキストは「オートマプレミア」を使って勉強しています。
この講座を選んだ理由は以下のとおり。
2年目に山本オートマチックを選んだ理由 |
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受験生あるあるだと思うんですけど、新しいテキストで勉強したほうが点が取れそうな気分になりませんか?
後から振り返ると完全に気のせいで、今のテキストをしっかりやり込んだほうが良いです。
(2年目以降は)必要なことがちゃんと載っていればどんなテキストを使ってもやることは変わりません。
講師を変えるか変えないかは難しい問題ですが、ぶっちゃけどの講師が一番合っているのかはその人によって違うので人によるとしか言いようがありません。
まるで成長していない…!(勉強法)
基本的な勉強の進め方は1年目と変わらず、
- 自宅から40分くらいかけてTAC校舎へ行く
- 3時間の講義DVDを視聴
- 自宅へ帰る
というもの。
講義を視聴するペースも2~3日に1回というのも変わらず。
1年目の勉強の反省と改善ができていれば、ちゃんと復習までしなければダメだと分かっていたはずなんですが、1年目とそこまで変わらず講義の消化だけで精一杯になっていました。
またもや講義に遅れはじめる
1年目と同じく、会社法・商業登記法に入ったあたりで苦戦して講義の進行が遅れ始めるように。
講義では択一の内容は1年目より理解できましたが、過去問は相変わらず解いていなかったので全く知識として定着していませんでした。
講義の遅れを取り戻すために、復習もほとんどせずただ講義を消化する毎日。
結局やっていることが去年と同じと落ち込みました。
記述式ができるようになるわけがない
1年目は記述式が全く分からない状態でしたが、それから自分でもう一回勉強してみたり復習してみたりすることもなく、分からないまま中上級講座の記述対策講義を受けていました。
当然、記述式は相変わらず全然理解できず軽く絶望。
記述式が上手く書けないとかいうレベルじゃなく、もうどこから手をつけて良いのかも分からず、答案が全く書けない状態でした。
記述式に対する苦手意識がすっかり身にしみてしまいました。
記述式が全然できないのは、択一式の勉強をちゃんとしていないからだ。
もっと択一式の勉強をすれば記述式も書けるようになるに違いない。
と自分に暗示をかけて、記述式から逃げ択一式の勉強ばかりをしていました。
答練や模試はまた結局受けずじまい
1年目と同様、模試シーズンになっても講義の消化をしている状態で、模試や答練まで手が回りませんでした。
ぶっちゃけ記述式が全く書けないので受けてもしょうがないと開き直っている最悪な状態。
頑張ってバイト入れて、合間に勉強して予備校にお金を納めているだけでしたよね。
バイト先にも司法書士試験を受けていることは伝えてあったので、頑張って!と言われても
まぁどうせダメだと思いますけどね、はは
と力無く答えるばかり。肩身の狭い思いをしていました。
2年目は初めての基準点超え(午前だけ)
1年目と変わらず講義消化ばかりの2年目の司法書士試験の結果は以下のとおり。
2年目の司法書士試験の結果 | |
科目 | 得点(基準点) |
午前択一 | 87点(84点) |
午後択一 | 66点(81点) |
午前だけはかろうじて基準点を超えることができたものの、2年間勉強しても司法書士合格が見えてこない状態。
記述式は昨年に続き白紙回答で採点されても0点。
このまま勉強を続けていても司法書士試験にはいつまでも合格できないかもしれない…
そうした気持ちはあるものの、どう頑張れば良いのかが分からず勉強もプライベートも追い込まれていました。
3年目:方針転換で光が見え始める
年度 | 講座 | 平均勉強時間 | 成績 |
3年目 |
Wセミナー上級本科生 (中上級者向け講座) |
1日1.5時間 |
午前63点 午後93点 |
私が司法書士試験3年目に受けたのはWセミナー姫野寛之講師の「上級本科生」(中上級者向け講座)です。
こちらも今までと同様、校舎まで通ってDVDを視聴していました。
テキストは姫野講師のオリジナルテキストを使って勉強しています。
この講座を選んだ理由は以下のとおり。
3年目に上級本科生を選んだ理由 |
|
当時は
このまま同じように応用ばかり勉強しても合格できない。基礎も応用もしっかりと確認できる講座が必要だ。
と考えてより知識の網羅性の高い講座を探していました。
また、上級本科生に含まれる記述式対策講座はとても分かりやすいという評判を目にしたのも決め手になりました。
結果的にはこの選択が合格のための正解で「合格できる気がしない状態」から「頑張れば合格できそうな状態」に大転換。
この後の私の人生にとっても大きな転換点となりました。
択一式の講義は大変だったが安心感が生まれた
姫野講師の中上級者向け講座は、司法書士試験の短期合格で良い言われる「合格に必要な知識だけを完全に覚えることができれば基準点が取れる」という考え方とは少し異なります。
姫野講師の中上級者向け講座は、択一で満点を取るつもりで勉強して、その結果初めて基準点を超えて上乗せ点も稼げる状態になるという考え方です。
そのため、使用するテキストはかなり網羅性の高く、床に積み上げると膝よりも上の高さのタワーが複数できる状態。
テキストは分厚いですが、出題が予想される分野を細かく学習するメリハリのある進行だったので重要度を意識しながら勉強できました。
ぶっちゃけ網羅性の高いテキストでの勉強はかなり大変でした。
でも、これだけやっとけば絶対に試験本番で「こんなの知らない…」ということにならないだろうという安心感が持てたので、2年目までほとんどできていなかった復習をする気持ちの余裕が生まれました。
復習と言ってもテキストの見直しと過去問を解く程度でしたが、今まではできていなかったことなので大きな前進でした。
記述式が解けるようになった
記述式は中上級者向け講座でありながら、比較的初歩的な部分から記述式の解き方を学べたので、ずっと真っ白だった記述式の解答が徐々に書けるように。
2年かけてなにも身につかなかった記述式が初歩からスルスルっと理解でき始めたんですよね。
姫野講師の説明が段階を踏んで分かりやすいのと、単純に私と相性が良かったのと両方あったと思います。
もっとも、後から振り返ると記述式に対する苦手意識が強く、講義前に記述式の問題を解いたり、講義後にもう一度問題を解いて復習などをしていなかったのは非常にもったいなかったです。
記述式をしっかり復習しようとすると大幅な時間がかかるのが嫌で、つい択一式の勉強をやっていました。
記述式の復習も択一と同じようにちゃんとできていれば、3年目から記述式もしっかり回答できたと思います。
模試だけ受けてまとめノートを作り始めた直前期
基礎からしっかりやり直すことに時間をかける予定だったため、3年目は初めから答練は申し込まず模試だけに。
1、2年目より復習ができるようになったと言っても、この頃はせいぜい過去問の2周目に入ったくらいでまだまだ不十分でした。
そのため、模試の結果もそこそこでしかありませんでした。
択一式はそこそこ。
記述式は理屈が分かってきたものの、実践が足りず解く手順でまごついたり、つまらない基本的なミスを連発していたのであまり点数にはならなかったです。
直前期の勉強は、オリジナルテキストを読み直すと時間がかかるため、この頃から覚えていないところだけをまとめた弱点まとめノートを作るようになりました。
姫野講師のオリジナルテキストをベースにすると量が多すぎてまとめられる気がしなかったので、1年目・2年目に使ったなつかしの「オートマ」「オートマプレミア」から覚えることを書き出してまとめノートを作って勉強していました。
試験本番の民法・会社法で大失敗
3年目の司法書士試験の結果は以下のとおり。
3年目の司法書士試験の結果 | |
科目 | 得点(基準点) |
午前択一 | 63点(78点) |
午後択一 | 93点(72点) |
苦手意識のあった不動産登記法、商業登記法、民訴系科目を重点的に勉強した結果、民法が解けなくなるという事態に。
正直民法はそれまでそこそこ取れてるし苦手意識もないからと放置気味でした。
地味に会社法でも失敗しています。
得意な科目であっても普段から勉強していないと、司法書士試験合格レベルの実力は維持できません。
3年目にしてようやく、司法書士試験は全科目を1年で合格レベルまで引き上げ・維持する試験だということに気づけました。
しかし、まとめノートを作って重点的に頑張った科目は明らかに点が良くなり、基準点を大幅に超えた(+7問)ので
このまとめノート方式で勉強するのが私にはベスト!
と気づけました。
記述式は択一で時間がかかってしまったのと、手順で混乱して結局諦めて白紙回答に。
本人の予想以上に午後択一が出来ていたので、択一式はこのまとめノート方式を全科目に拡大して基準点を越える方針、記述式は今の解き方で演習をしっかりと繰り返す方針の2つを柱に勉強すれば自分でも合格できそうなヴィジョンが見えてきました。
この合格ビジョンを実現するために4年目の勉強に切り替えていきます。
4年目:まとめノートと答練演習で択一・記述の穴をつぶす
年度 | 講座 | 平均勉強時間 | 成績 |
4年目 |
Wセミナー答練本科生 (中上級者向け講座) |
1日3時間~6時間 (順次増加) |
午前102点 午後84点 記述56点 |
私が司法書士試験4年目に受けたのはWセミナーの「答練本科生」(中上級者向け講座)です。
4年目になって初めて
予備校まで行く時間がもったいない!もっと勉強時間を増やしたい!
と思ってWeb通信講座に切り替えました。
校舎への通学からWeb通信講座に切り替えたことで、移動・準備などの無駄な時間を省くことができ、毎日の勉強時間を1~2時間は増やせるようになりました。
この講座を選んだ他の理由は以下のとおり。
4年目に答練本科生を選んだ理由 |
|
択一式は今までのまとめノート式の勉強を全科目に広げれば点が取れそうな手応えがあったため、インプット講義は無くても大丈夫と判断。
あとは記述式だけ猛特訓して慣れれば基準点くらいは取れるだろうという見込みで答練&模試だけ受けることにしました。
私の記述式の解き方は3年目に姫野講師に教わった方法だったため、答練の解説が姫野講師だったのも選ぶポイントになりました。
テキストと過去問をまわし、まとめノートに網羅した
4年目はインプット講義を受けなかった分、今までのテキストと過去問を繰り返しまくり。
そして、絶対に間違えないという自信があるもの以外全科目すべてまとめノートに書き出しました。
受けた答練を復習するときも、同じように自信があるもの以外まとめノートに追加するように。
年内にテキストと過去問のまとめは終え、1月からはまとめノートでの勉強と答練の問題を追加するだけに集中!
それでも未出問題が怖かったので、問題集「オートマでるトコ」を追加して解き、まとめノートをもっと充実させました。
記述式は何度も解く手順を繰り返して解法をマスター
今までの講義、模試、答練の記述式の問題を集めたら結構な量になったので一度解いたことがある問題でももう一度解法チェックのために繰り返し解いていました。
繰り返すうちに頭でどうやって解くのか考えるのではなく、問題文を開いたときから機械的な手順で解いていけるようになっていきました。
その結果、4年目に受けていた答練でも記述式がめきめき解けるように!
4年目にして苦手な記述をようやく克服したことが自分への自信につながり、択一式も記述式もどんどん勉強時間を増やせるように!
模試+直前期対策講座も受ける余裕があった直前期
模試も答練と同じように解き、間違えた問題や不安がある知識はまとめノートに追加するというパターン。
まとめノートが飽きるくらい繰り返し勉強したので、姫野講師の直前期対策講座も追加で受講。
まとめノートにも知識を追加して最終的にまとめノートはWordで463ページに及びます。
まとめノート463ページを両面印刷し、科目ごとに綴じて持ち歩いていました。ちょっとした隙間時間にもまとめノートを眺めるのがクセになってましたね。
トラブルに見舞われるも択一で稼いで無事合格
4年目の司法書士試験の結果は以下のとおり。
4年目の司法書士試験の結果 | |
科目 | 得点(基準点) |
午前択一 | 102点(90点) |
午後択一 | 84点(72点) |
記述式 | 56点(36.5点) |
試験当日は前の席の方が数分ごとに
はぁ~~~~~~~~・・・・・・・・
はぁ~~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・
ふぅ~~~~~~~・・・・・・・
とめっちゃでかいため息をつき続けるので気になって仕方なかったですが、こっちも必死なので集中。
特に記述式は普段の訓練が功を奏し、機械的に解くことができたので大きな失敗もせずに回答。
あれだけ苦手だった記述式も問題演習しまくったおかげか結果的にめっちゃ点が取れ、記述式56点で45位という去年の白紙回答からの大躍進でした。
記述式苦手で真っ白な解答用紙を出し続けていたので、ステマ抜きに本当に姫野講師には感謝していたりします。
マジで0だった記述式がガンガン書けるようになりました。
社会人とは言っても正社員ではなく週5日バイトしながらでしたが、社会人が働きながら勉強してもこんな感じで合格できるという体験記でした。
試験後から現在までの流れ
試験が終わった直後に択一式の自己採点はしましたが、ほとんどの合格者と同じように私も不安を抱えていました。
しかし、8月中旬に択一の基準点が発表されると、午前で12点(+4問)午後も12点(+4問)で合計24点上乗せできていることが分かったので、
合格点までの上乗せ点はたぶん択一式で取れてる。
記述で致命的なミスをしていない限り合格できそう!
と思い、すぐに司法書士事務所への就職活動を開始。
そして、8月中に2箇所の面接を受け、一方の事務所にはその場で採用通知をいただきました。
良いか悪いか分からないですが、私は受験生時代の息抜きに司法書士事務所の求人を眺めていました。
書士会に「短期間で何度も」や「常に」求人情報を載せているところは、まぁそういうことなんだろうなぁと思いながらメモ。
合格後はそれらを「避けて」応募してました。#司法書士試験
— よしと@司法書士試験・行政書士試験の情報発信(開業司法書士) (@yoshitoshikaku1) August 9, 2022
当時の私は30代、すでにアラフォーでしたが面接を受けた事務所全てから採用通知をいただけました。
このように、司法書士試験合格(見込み)であれば30代40代でも司法書士事務所に転職するのは全然可能です。
8月中に就職する事務所の近くに引っ越しを済ませ、合格発表前の9月から勤務開始。
筆記試験の合格発表は、仕事で登記申請に来た法務局内にてスマホから確認。
合格発表をスマホで確認して、ウキウキ気分で事務所に戻ったのを覚えています。
新人研修・特別研修を受けるための費用として20万円以上払込んだのはきつかったですが、本当に合格したんだなという実感を味わえました。
…なんて謙虚な心持ちになれるはずもなく、「高けぇ!」と叫びそうになりました。
そんな高額な研修を全て終え、数ヶ月後の認定考査も無事合格。
事務所勤務してからも紆余曲折を経て、私も事務所を辞め、独立開業を目指すことになります。
ふと思い出したので、勤務事務所の選び方問題のつづき。
私的には満足できる良い事務所に勤務することができました。
しかし、その後辞めることになります。理由は「取引先の不動産業者がマジムリだったから」
事務所選び段階ではどうしても分からないこともあります。#司法書士試験
— よしと@司法書士試験・行政書士試験の情報発信(開業司法書士) (@yoshitoshikaku1) August 20, 2022
事務所を辞めて3ヶ月ほどで独立開業しました。
独立開業の準備は大変でしたが、初めて知ることや経験することが多くとても楽しいものでした。
引っ越しするときに、ここに住んだらどういう生活になるだろうとか、部屋にこんな家具を置きたいとか、そういうこれから先の明るい未来を想像する楽しさですね。
独立してすぐは当然仕事が無いので、受験生時代にお世話になっていたバイト先にまたご厄介になりながら司法書士の仕事も少しずつやるように。
勤務時代に比べて仕事量は減ってしまいましたが、一緒に仕事をする相手を選べることで仕事上の悩みは無くなり、楽しく仕事ができるようになりました。
また、公務員時代以降、彼女がいない独り身でしたが司法書士試験合格後から婚活も始め、司法書士として独立開業にも理解のあるパートナーも得ることができました。
同棲・結婚を機に事務所も移転し、その後数年。
今では2人の子供にも恵まれ、自宅で子供の面倒も見ながら司法書士業をしています。
仕事も家族も犠牲にすることなく両立できている今の生活は私にとって十二分に幸せです。
自分に合った講座に出会えた結果として司法書士試験に合格でき、今は幸せになれたと実感しているからこそ、多くの人にそういった人生を選べるのだと知って欲しいです。
合格体験記を通じて分かった司法書士試験のポイント
司法書士試験の合格体験記、特に最初は全くダメダメだった合格体験記をここまで読んでいるあなたは、司法書士試験に合格したいと考えていると思います。
あなたはどうやって勉強したら司法書士試験に合格できると思いますか?
とにかくたくさん、3000時間くらい勉強したら合格できそう。
過去10年分の過去問を5周くらいしたら合格できるんじゃないかな。
みたいな感じに考えるなら、合格は確実とは言い難いです。
なぜなら昔のダメダメな自分と同じ考え方ですから。
実際に合格してから、司法書士試験の合格に本当に必要なものが何か考えると、
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といった感じになります。
ここから1つずつ詳細に説明していきます。
ポイント①:基礎が超大事
相対評価で合格が決まる司法書士試験では、基礎がとにかく超重要です。
理由はたくさんあります。
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私自身、1、2年目は基礎を疎かにしたまま勉強をとにかく進めることに必死になっていました。
この方針が合格まで4年かかった大きな理由の1つです。最初から基礎をしっかりとやっていればもっと短期間での合格も可能だったでしょう。
基礎なくして応用は身につかない
どんな勉強でも基礎ができない状態で応用は身につきません。
私は大学時代に塾講師(算数・数学)のバイトをしていましたが、算数・数学が苦手という子はみんな基礎が苦手でした。
例えば、かけ算の九九があやふやな状態だと、二桁以上のかけ算で高得点は取れません。
二桁のかけ算の勉強をすることで、テストでたまたま5点10点取れたとしても基礎の九九をマスターしていなければ3日後、3週間後、3ヶ月後には以前正解した問題でも間違えてしまいます。
司法書士試験の勉強だって同じ。
基礎があやふやだと、応用論点を勉強した直後に点数が少し上がっても、すぐに忘れてしまい、いつまでも高得点が取れず合格できません。
だから、応用を理解・記憶するためにも基礎をしつこいくらい完璧にすることが重要なのです。
択一は組み合わせ問題が主流
司法書士試験の択一式問題は以下のような五肢択一問題がほとんどです。
この場合、選択肢全てが解けなくても2~3つの基礎的な選択肢を正確に解ければ、正解か2択に絞ることが可能です。
ほぼ基礎だけで解ける問題を100%正解、応用が必要な問題をカンで50%正解できるなら司法書士試験の合格は現実的です。
難しい応用問題はみんな間違える。あなたも間違えて大丈夫
司法書士試験は相対評価の試験なので、みんなが間違えている難しい問題をあなたが間違えてもあなたの順位は落ちません。
みんなが間違える難しい問題とは、基礎だけでは2択まで絞れない問題のこと。
それでもあなたが基礎を100%解ければ最悪でも3択までには絞れるでしょう。
みんなの正答率が20~30%の難しい問題を、あなたが3択(33%)で正解できるなら期待値的にあなたのほうが合格に近づきます。
このように基礎をマスターすることは、応用が必要な難しい問題でも他の受験生に対するアドバンテージになります。
逆に基礎だけで解ける正答率の高い問題を間違えると、あなたの合格は絶望的になります。
正答率70~80%の問題を間違えているうちは、上位5%(≒合格率)には入れないからです。
ポイント②:効率的に時間を使い、復習しすぎなくらい繰り返す
司法書士試験の勉強では復習が超重要です。
他の試験だって、どんな勉強だって復習は大事でしょ。当たり前じゃん
と思う人も多いはず。(実際私も勉強を始めた当初はそう思ってた)
しかし、司法書士試験はこの復習のレベル、密度が予想以上です。
司法書士試験は基準点を超えるのに択一で約8割、上乗せ点も稼ぐなら8.5割~9割くらいの正答率が欲しい試験。
午後は択一式と記述式合わせて3時間しかないこともあり「問題文の一部を聞いて早押しで正解する」くらいのスピード感と理解度が必要になります。
(続き)
司法書士試験の何が難しいって、この基礎が11科目=膨大な量があるってこと。さらに確実に正解するためには(周辺知識も含めて)理解度ほぼ100%、甘めに見ても90%以上の理解が必要。
感覚的には問題文で早押しクイズできるくらいのイメージ。
そこまでやると受かります。#司法書士試験 https://t.co/NgG7eUyYFM— よしと@司法書士試験・行政書士試験の情報発信(開業司法書士) (@yoshitoshikaku1) August 18, 2022
ここまでの極地に達するには、復習を1~2度やるだけでは無理。
合格するまでには5回、10回…と繰り返す必要があり、それ以上はもう数えるのを止めたというくらい繰り返すと最終的に合格します。
10回以上も繰り返し勉強するのには時間がかかります。
少しでも時間を短くするためにも前述の基礎(≒頻出分野)に適切に絞って繰り返すのが合格に有効というわけです。
ポイント③:独学でこの合格法は厳しい
基礎を何回も繰り返すだけで良いなら、高い予備校なんて使わず独学でやったほうが安くて良いじゃん!
と思うかもしれませんが、これは落とし穴です。
なぜなら、独学する場合は
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といったことが起こるからです。
その結果、自分が基礎だと思った範囲だけ繰り返すことになるため、予備校利用者よりも基礎の範囲が狭くなり、本試験で正答率の高い基礎問題を1問、2問、3問…と取りこぼすことになります。
基礎問題の取りこぼしは正答率8.5割~9割くらい欲しい司法書士試験では致命的です。
そのため、あなたが独学で司法書士試験に合格したい!と思うのであれば基礎に絞り込んで繰り返すという考え方は捨てて、テキストを一言一句全てを覚えるくらいまで繰り返すのが最短ルートになります。
この方法で理論上は合格可能ですが非効率的な方法なので
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という危険性があります。
そのため、あなたが一度勉強したことはほとんど忘れないという超人でない限り、普通の人には通信講座を上手く活用する方法をおすすめしています。
ポイント④:時間効率を良くする通信講座を活用する
ここまで書いてきたように、本当に必要な基礎・頻出分野を中心に、10回以上も繰り返し復習して精度を上げれば司法書士試験に合格することが可能です。
しかし、
復習がとにかく重要だと言われても、そんなに勉強時間は増やせない!
というのがほとんどの人の本音でしょう。
実際、社会人はこれだけ濃厚な復習をする時間を確保することが難しいですよね。
仕事、疲れ、家事、家族との時間などやるべきことが多く、勉強時間は後回しになりがち。
しかし、合格するためにはどんなに時間が無くてもあらゆる手を使って復習時間を増やすことが重要です。
私は↑のことに気づくまで丸々3年通学して時間を余計に消費していました。
時間を余計に消費して勉強が長期間になるほど、前に勉強したことはどんどん忘れてしまいます。
あなたが司法書士試験に合格したいと考えるなら、
いつかそのうち合格できたら…
という勉強をしてはダメ。そのパターンはいつまで経っても合格できないヤツです。勉強を始めた当初の私みたいに。
2~3年後には司法書士試験に合格する!
と期限をある程度区切り、集中的に勉強したほうが覚える量が忘れる量を上回り合格率も高まります。
集中的に効率良く勉強できた4年目の私は、基準点未満から一気に最終合格まで成長できました。
このように短期間に効率良く勉強するためには、通信講座を活用するのがポイントというわけです。
でもそんなこと言って通信講座を売りつけたいだけなんじゃないの?予備校の回し者でしょ。
と思う人も多いハズ。
実際に、試験制度と講座内容を正しく検討せずに適当なランキングを作る企業も多いので、そういった疑いを持つのはとても大事!
しかし、私は私自身の司法書士試験の合格経験や客観的なデータを交えながら、
あなたが司法書士試験に合格したいのであれば本当に選ぶべき通信講座
について教えます。
先に結論をまとめると以下のとおり。
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この3つについてもう少しだけ突っ込んだ中身を説明します。
【40~50万】大手ならTAC/Wセミナーが優位
ぶっちゃけ合格が最優先なら、合格実績やノウハウが蓄積されている大手予備校が鉄板です。
じゃあどの大手予備校が一番合格しやすいの?
どの大手予備校のサイトを見ても、合格体験記はあっても「合格率○○%!」と書いてある予備校は1つもありません。
他資格だと合格率○○%とか、全国平均の何倍!とかよく書いてあるのに司法書士試験では書いてないのは、大手を使ってもそこまで高い合格率は出せないという証拠ですね。
予備校が公表しない合格率ですが、厚生労働省の教育訓練給付制度データを見ると合格率を調べることが可能です。
教育訓練給付制度データから、令和2年度の合格率を平均して比較すると、
となっており、圧倒的にTAC/Wセミナーの合格率が高いことが明らか。
あなたが初学者なら「入門総合本科生」を利用しましょう。
以上のことから、あなたが司法書士試験に合格する確率を上げたいと考え、大手予備校が利用できるならTAC/Wセミナーの山本オートマチックや入門総合本科生がおすすめです。
時期により割引対象講座が異なるため、最新情報は公式サイトで確認が必要。
実際に私も4年間利用してたので、安心しておすすめできます。
しかし、大手予備校を利用することの欠点は、何と言っても講座が高いこと。
定価が50万円近くするので、割引を利用しても40万円以上はかかります。
また、講座内容が充実している分、ついていくのも大変で毎日3時間以上勉強できる人でないと合格に重要な復習にまで十分手が回らない可能性があります。
そのため、司法書士試験にお金をつぎ込める人でなければ「大手予備校以外」で考えたほうが良いかも。
【14~29万】大手より安くならアガルートアカデミー
できれば大手予備校を受講したいけど、お金が無いから無理…
という人なら、大手予備校に近いクオリティで大手よりも大幅に安いアガルートアカデミーがおすすめ。
アガルートの初学者向け講座は
入門総合講義(約323時間) | 140,800円 |
入門総合カリキュラム<ライト>(約430時間) | 239,800円 |
入門総合カリキュラム<フル>(約457時間) | 294,800円 |
となっており、大手の35%~73%の費用で受講できます(テキスト・過去問も付属)
アガルートの利点を簡単に挙げておくと、
利点① | 令和4年度の合格率が17.8%(全国平均の3.43倍)令和5年度の合格率が15.4%(全国平均の2.96倍)でWセミナーに次ぐ2位 |
利点② | 元LEC、元辰已法律研究所など大手予備校元講師が指導しているので大手に近いクオリティがある。 |
利点③ |
自分で学習したり、復習が大変な「記述式対策」の講義が大手レベルで充実。
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利点④ |
1講義10~40分なので、集中力が切れにくく隙間時間の積み重ね勉強もしやすい。 |
利点⑤ |
質問・ホームルーム・カウンセリングは講師が直接対応してくれる。Facebookで質問できるので、回答がスピーディにもらえるなどフォロー制度が手厚い。 |
という感じ。
受講生アンケートによると、令和4年度の合格率は17.8%で全国平均の3.43倍、令和5年度の合格率は15.4%で全国平均の2.96倍。
近年は安定して、大手予備校のトップクラスと並ぶ高い合格率です。
合格時の全額返金制度あり
【5~10万】基礎だけ最高効率で繰り返すならスタディング
20万円でも十分高い…。そもそも忙しくて何度も復習する時間が無い。
という人なら、内容を合格に必要な重要な基礎に厳選して、反復復習・問題演習ツールを充実させたスタディングがおすすめです。
司法書士試験は費用を抑えようと独学してもテキスト類一式で約8万円かかります。スタディングは独学と同程度の費用で講義を受け、学習ツールが利用できます。
合格コース ミニマム (テキスト+講義) |
49,500円 |
合格コース ベーシック |
69,300円 |
合格コース スタンダード |
89,100円 |
合格コース コンプリート (テキスト+講義+学習ツール+記述講義+記述添削) |
99,000円 |
スタディングの利点を簡単に挙げておくと、
利点① | 2名→5名→8名→10名→21名と毎年合格者が増えている。 |
利点① | 大手予備校であるWセミナーの元講師、山田講師が講義を担当している。 |
利点② | 1講義10分程度と短時間なので集中でき、隙間時間に勉強しやすい |
利点③ | 講義・テキスト・要点暗記ツール・記述雛形暗記ツール・問題演習の全てをスマホだけで利用できるので、忙しい人でもパパッと勉強を始められる |
利点④ | AI問題演習機能があなたの理解度に応じて、いま解くべき問題を自動的にチョイス。「今日は何やろうっかなー」と考える時間もカットして過去問を効率良く繰り返し学習できる。 |
利点⑤ | ここまで講義を受けたらこの問題を解く、といった短期合格者が実際にやっていた勉強法を再現して指示してくれる。 |
という感じ。
講義やテキスト問題集以外に各種復習ツールがある点は唯一無二。
他の通信講座には見当たりません。
ただし、スタディングはWEBテキスト学習が基本であり、製本テキストは別売り27,500円なのが欠点。
しかし、あなたが電子派なら問題は無いですし、紙テキストが欲しい派の場合もテキスト代をプラスしても他講座より全然安いです。
また、講義が合格に必要な量に厳選されているため、説明が簡潔すぎて分かりにくい部分があるという口コミも一部あります。
まず合格を最優先にするなら、分かりにくい部分も繰り返して力技で覚えてしまったり、独学の人気テキストで確認して理解を深めるという対策も可能。
欠点を考慮しても、私が1~3年目に失敗していた復習を助ける機能がどんな通信講座よりも優れているので、何度も復習できるかが不安な人には大手予備校よりも最適な選択肢になります。
スタディングにAI問題復習という新機能が付いたが、復習のタイミングがAIによって識別されてスマート問題集とセレクト過去問が、記憶の定着に最適なタイミングで毎日出題されるというもの。復習のタイミングを自分で予定するのが難で、これを求めていた。この機能に沿って進捗させ合格できれば感謝。
— Masa @司法書士試験 (@weby6619) August 15, 2022
あなたが、効率良く勉強(=復習ツール充実)してなるべく楽に(=重要な基礎のみに厳選)司法書士試験に合格したいならスタディングはおすすめです。
独学から予備校に変えて合格した合格体験記の例
自分のペースで勉強するため、お金が無いからといった理由で司法書士試験を独学したいと考えたことはほとんどの人がありますよね。
しかし、独学は結局時間とお金を浪費してしまうので、最初は予備校や通信講座を使うべきです。
独学が厳しい理由は以下の2つ。
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司法書士試験は少し勉強しただけで「まぐれ」で合格することはありません。
講座の費用を払っているから勉強しないともったいない。
次から次へと講義があるから追いついていかなくちゃ。
といった消極的な理由でも最低1年は勉強を続けた方が良いです。
私はやる気があるから独学でも勉強を続けられる!
という人も要注意。
独学で勉強を始めたことにより誤った理解をしたままになってしまったり、知識が整理されず覚えては忘れるということを繰り返し、いつまでも合格できないという状態になる可能性があります。
実際に、大手予備校の伊藤塾では
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という合格体験記もあります。
私自身も予備校を使い、しかも最初のうちはかなり怠けて勉強をしていたのに4年間で合格できたことからも、司法書士試験は予備校・通信講座を使って勉強を始めることをおすすめします。
あなたの状況によって最適な通信講座は異なりますので、各通信講座の費用・口コミ・評判を良くチェックしてから選ぶようにしてください。
ダメダメな社会人の司法書士合格体験記まとめ
働きながらの社会人で、1年目から3年目まで熱心に勉強できずダメダメだった私ですが、その後大逆転して司法書士試験に合格できています。
予備校の合格体験記によくある「一発合格!」「短期合格!」と言えるほどの合格体験記ではありませんが、
一発合格しました!毎日10時間勉強していました!
というスーパーマンの合格体験記よりは役に立てやすいのではないかと思います。
このダラダラ勉強していた社会人の合格体験記があなたのやる気や希望につながれば幸いです。
諦めずに地道に勉強を続けていけば司法書士試験は合格できる試験。
司法書士試験は合格さえできればどんな成績でもその後はみんな同じです。
試験は試験として要領良く合格しちゃいましょう。
とてつもなく長文の司法書士合格体験記でしたが、最後までご覧くださりありがとうございました!
あなたの司法書士試験合格のお役に立てると幸いです!