司法書士から予備試験はアリ?試験の違いと難易度比較【論文がポイント】

司法書士から予備試験ぶっちゃけあり? 司法書士試験
よしと
よしと

おつかれさまです!資格ワン運営の司法書士「よしと」です。

司法書士に合格できれば予備試験も行ける?

司法書士からなら予備試験は有利?

司法書士試験と予備試験はどのくらい違う?

予備試験対策のポイントは?

どの予備校・通信講座が司法書士向き?

そんな風に考えていませんか?

司法書士試験と予備試験はどちらも難易度が高く、合格率も比較的近いです。
しかし、試験の中身がかなり違うため司法書士試験の延長と考えているといつまで経っても合格できない可能性もあります。

そのためこの記事では

  • 司法書士から予備試験を目指すメリット・デメリット
  • 予備試験と司法書士試験の試験制度の違い
  • 司法書士から予備試験に挑戦する難易度
  • 各科目、試験の難易度
  • 必要な勉強時間
  • 司法書士から予備試験を目指すための戦略
  • 司法書士合格者向けの予備試験おすすめ予備校比較

といったことを解説しています。

結論から言うと、司法書士から予備試験を目指す難易度は高いです。
しかし、司法試験予備試験に合格しなければ出来ないこともあるため、目標が司法試験合格であれば挑戦するしかありません。

司法書士として実務を始めると試験知識はどんどん抜けていきます。
そのため、まだ迷っている人は、司法書士も予備試験もどちらも選べるよう、仕事と両立できる勉強法で予備試験対策を始めると良いでしょう。

それではより詳細な解説を始めていきます。

スポンサーリンク

【結論】司法書士から予備試験を目指すべきか

メリットは限定的。冷静に判断を司法書士合格者が予備試験を目指すメリット・デメリットは以下のとおり。

メリット

デメリット

短答式試験が少しだけ楽
司法書士試験の勉強習慣が役立つ
より安いミニマム講座で合格を目指せる

論文式試験はほぼ0からの対策が必要
研修・認定考査との両立が大変
体系的に勉強しないと泥沼にハマる可能性がある

私は司法書士合格者なら予備試験の短答式試験は楽勝と煽って講座に申し込ませるようなことはしません。
短答式試験は多少は有利かもという程度です。冷静になりましょう。

ですから、司法書士は通過点で司法試験が目標という人以外には予備試験受験はおすすめしません。

予備試験の勉強で一番役立つのは、司法書士試験で毎日何時間も勉強していた経験でしょう。

あなたが予備試験に本格的に挑戦するなら、しっかりと勉強時間を確保する必要があるため司法書士の研修や実務と平行するのはかなり厳しいです。

本気で司法試験予備試験を目指すのであれば、勉強に専念するべきですし、まだ研修等と両立しながら勉強したいのであれば、ミニマム講座で論文式試験の勉強をしてどうするか決めるのが得策です。

司法書士の実務を本格的に始めると、試験知識はどんどん抜けていく(経験談)ので予備試験への未練があるのであれば、早めにスタートして司法書士試験の知識を活かすのがおすすめです。

よしと
よしと

私が司法書士試験合格した時は、バイトだったのですぐに事務所に転職しました。
そのため、予備試験の勉強は出来ませんでした。
余裕が出来た今現在、予備試験の勉強しようとしても当時の試験知識が残っておらず、挑戦のハードルが上がってしまいました。

司法書士から司法試験合格までのルート

司法書士試験に合格後、司法試験の合格を目指すのであれば圧倒的に予備試験ルートがおすすめです。

なぜなら、他ルートに比べ予備試験ルートは圧倒的に司法試験合格率が高いからです。

受験ルート 受験までの年数 司法試験合格率
予備試験ルート 最短1年 95%
法科大学院(法曹コース)ルート 最短5年 65%
法科大学院(既修者コース)ルート 最短2年 40%
法科大学院(未修者コース)ルート 最短3年 15%

司法書士試験合格者であれば、予備試験の短答式試験の一部科目で有利なため、予備試験の最大の関門である論文式試験をより集中的に対策することで合格しやすくなるというメリットも大きいです。

司法書士試験合格者の平均年齢は40歳以上であり、働きながら合格した人も多いです。

今後、あなたが司法試験合格まで働きながら勉強するのであれば、法科大学院ルートは現実的ではありません。

土日や夜間を使って通える法科大学院もありますが、そうしたコースの司法試験合格率はさらに低い傾向があります。

このため、あなたが司法書士から司法試験合格を目指すのであれば、予備試験を受けるのが大本命となるのです。

司法試験予備試験と司法書士試験の違い

予備試験の令和6年度の日程は以下のとおり。

試験の公示

令和5年12月15日(金)

願書の交付

2月19日(月)~3月15日(金)

出願

3月4日(月)~15日(金)

出願の添付書類は

  • 写真(45mm×35mm、パスポート申請サイズ)
  • 受験手数料17,500円
  • 住民票(①司法試験・予備試験に出願したことがない②受験者IDを紛失or取得したことがない③日本国籍がなく、通称による受験を希望する、のいずれかの場合)

短答式試験

7月14日(日)合計5時間

内訳は以下のとおり。

9:45~11:15
(1時間30分)
民法・商法・民事訴訟法
12:00~13:00
(1時間)
憲法・行政法
14:15~15:15
(1時間)
刑法・刑事訴訟法
16:00~17:30
(1時間30分)
一般教養科目

短答式試験
合格発表

8月1日(木)午後5時

論文式試験

9月7日(土)合計5時間50分

内訳は以下のとおり。

9:30~11:50
(2時間20分)
憲法・行政法
13:15~15:35
(2時間20分)
刑法・刑事訴訟法
16:30~17:40
(1時間10分)
選択科目

9月8日(日)合計6時間30分

9:30~12:30
(3時間)
法律実務基礎科目(民事・刑事)
14:00~17:30
(3時間30分)
民法・商法・民事訴訟法

論文式試験
合格発表

12月19日(木)午後4時

口述試験

令和7年1月25日(土)26日(日)

法律実務基礎科目(民事)

法律実務基礎科目(刑事)の2科目、順不同

合格発表

2月6日(木)午後4時

令和6年度の予備試験実施日程

1日で択一式・記述式試験の両方を実施し、形だけの口述試験を後日行う司法書士試験と違い、予備試験は短答式試験だけで5時間、論文式試験は2日にわけて合計12時間20分も行われます。

予備試験の試験地は以下のとおり。

短答式試験

論文式試験

口述試験

札幌市(又はその周辺)

札幌市

東京都(又はその周辺)

仙台市(又はその周辺)

東京都(又はその周辺)

東京都(又はその周辺)

名古屋市(又はその周辺)

大阪市(又はその周辺)

大阪府(又はその周辺)

広島市(又はその周辺)

福岡市(又はその周辺)

福岡市

短答式試験は全国7箇所で行われ、論文式は4箇所に集約されます。
司法書士試験よりもさらに試験会場は少なく、最後の口述試験では東京まで行かなければならないので遠方の人には負担になります。

令和5年度予備試験 短答式試験の試験会場

予備試験の科目と配点は以下のとおり。

短答式試験
270点満点

民法

10~15問

30点

商法

10~15問

30点

民事訴訟法

10~15問

30点

憲法

10~15問

30点

行政法

10~15問

30点

刑法

10~15問

30点

刑事訴訟法

10~15問

30点

一般教養科目

40問前後から
20問を選択

60点

論文式試験
500点満点

憲法

1問

50点

行政法

1問

50点

刑法

1問

50点

刑事訴訟法

1問

50点

選択科目

1問

50点

法律実務基礎科目(民事)

1問

50点

法律実務基礎科目(刑事)

1問

50点

民法

1問

50点

商法

1問

50点

民事訴訟法

1問

50点

口述試験

法律実務基礎科目(民事)

20項目前後

法律実務基礎科目(刑事)

20項目前後

※ 口述試験は60点を基準点として57~63点の間で採点される。

司法書士試験とは違い、短答式試験の出題数は固定されていませんが、配点は基本的に均一で、問題数が多い一般教養科目だけ配点が多くなっています。

もっとも一般教養科目は範囲が広く対策も難しいため、あまり対策をせずに法律科目で点数を稼いで合格するのが一般的。
仮に一般教養科目が0点でも短答式試験に合格することは可能です。そのため、一般教養科目は捨て科目にしてもOK

司法書士から予備試験を目指す難易度

司法書士から予備試験を受けるのであれば、短答式試験・論文式試験・口述試験はどのくらい難しいですか?

よしと
よしと

短答式試験の一部科目は楽できることも。しかし、論文式試験はしっかり勉強が必要であまり優位性はなさそう。
口述試験は100%合格ではないものの、論文式試験に合格できるレベルなら大丈夫。

論文式試験をしっかり対策できるか、がポイントです。

予備試験は短答式試験、論文式試験、口述試験を一気に合格する必要があり、それが難易度が高い理由になっています。

例えば論文式試験で不合格となった場合、翌年はまた短答式試験から合格する必要があります。

令和4年度の予備試験の合格率などの試験データは以下のとおり。

受験者数
(短答式試験の採点対象者数)
13,004人
最終合格者数 472人
合格率
(採点対象者ベース)
3.63%
最年少合格者 18歳
最高齢合格者 64歳
合格者の平均年齢 27.73歳

合格者は20代が多く、若い世代向きの試験と言えます。しかし、64歳で合格する方もいるように社会人合格者も一定数はいます。

令和4年度の合格者の年齢層は以下のとおり。

19歳以下 2人
20~24歳 279人
25~29歳 67人
30~34歳 34人
35~39歳 39人
40~44歳 22人
45~49歳 11人
50~54歳 7人
55~59歳 7人
60~64歳 4人

30代以上の合格者は472人中、124人(26.2%)となっています。
令和3年度は467人中、90人だったので30代以上の合格者が増加中です。

令和4年度予備試験の男女比・年齢層・職種データ

短答式試験

かなり難しい試験ですが、司法書士試験合格者であればまだ対応しやすい試験。
司法書士試験では択一式で上乗せ点を稼いで合格している人なら多少有利な部分もあります。

令和5年度の短答式試験データは以下のとおり。

受験者数
(=採点対象者数)
13,255人
平均点 134.5点
合格点 168点(270点満点)
合格者数 2,685人
合格者の平均点 183.4点
最高点 231点

令和5年度予備試験 短答式試験の結果

短答式試験の合格率(採点対象者ベース)を計算すると20.2%

1日で短答式試験だけを実施するので、司法書士試験の合格者であれば行けそうだなという感覚になると思います。

ここからは科目別に難易度を見ていきます。

民法・商法・民事訴訟法は司法書士のアドバンテージあり

令和5年度予備試験の試験データです。

 

平均点

満点

民法

17.3点

30点

商法

14.3点

30点

民事訴訟法

16.6点

30点

商法・民事訴訟法は司法書士試験の知識で戦えます。
特に商法については司法書士試験の方が少し細かいくらいまであります。この2科目については司法書士合格者が有利。

民法も司法書士試験の知識が役立ちます。
特に司法書士試験の物権法(特に担保物権)の出題は細かい&多いため適度な対策で得点が見込めます。
親族・相続もあまり問題にはならないでしょう。

一方、総則や債権法は注意が必要。
司法書士試験では(物権法と比較すると)細かく突っ込まれにくい分野なので改めて対策が必要です。

憲法・行政法はかなり難しい

令和5年度予備試験の試験データです。

 

平均点

満点

憲法

15.2点

30点

行政法

10.0点

30点

憲法はしっかりと勉強しなおす必要あり。
特に判例を細かく理解する必要があります。

事件の概要、どの条文について争い何を求めたのか、裁判所がどの判断の基準を使ったのかといったところまで理解が必要です。
司法書士試験より細かく、どちらかと言うと行政書士試験をより難しくした感じ。

憲法や行政法は、出題形式も個数問題、単純正誤、対話式問題、組み合わせ問題などバリエーションが多く、司法書士試験のように組み合わせでどんどん解ける感じではないので労力をかける必要あり。

刑法・刑事訴訟法も難しいが勉強はしやすい

令和4年度予備試験の試験データです。

 

平均点

満点

刑法

18.2点

30点

刑事訴訟法

14.5点

30点

刑法は司法書士試験の知識だけでは厳しいです。
司法書士試験でもさらっと勉強するだけで得点できていた人なら勉強しやすいでしょう。

刑事訴訟法は民事訴訟法とは性質がかなり異なるため、民事訴訟法は得意でも刑事訴訟法は苦手ということもありえる科目。

刑法も刑事訴訟法も「一般的な常識」で判断できる要素があるため、他の科目に比べると短時間で一定レベルの点数が取りやすい点は救い。

一般教養科目はマジヤバイ

令和4年度予備試験の試験データです。

 

平均点

満点

一般教養科目

28.4点

60点

一般教養科目は、人文科学、社会科学、自然科学、英語などの問題が40問前後出題され、20問を選択して解答します。
とにかく試験範囲が広く、問題の難易度も高いため非常に対策しにくいです。

大学入試レベルの問題や、時事的な問題も出題されるためそういった問題を拾えるよう、広く浅く対策するくらいにとどめ、他の法律科目の勉強をする方が効率は良いです。

1問3点で60点満点ですが、平均が28点前後なので無理して高得点を狙う必要はない科目です。
その分、法律科目の勉強時間を増やしたほうが短答式試験も論文式試験も点が取りやすくなります。

論文式試験

2日間にわたって行われる、司法書士試験合格者にとって難所となる試験。

各科目1~2ページ程度の事例・設問に対して答える問題です。
法律実務基礎科目は問題の事例が数ページに及びます。

法律実務基礎科目(民事)は司法書士の特別研修のように、抗弁としてどのようなものを主張するか、その理由はといったことが問われるので、特別研修を受けた人は馴染みやすいです。

令和4年度の論文式試験データは以下のとおり。

受験者数
(=採点対象者数)
2,679人
平均点 210.45点
合格点 255点(500点満点)
合格者数 481人
最高点 360.73点

令和4年度予備試験 論文式試験の結果

論文式試験の合格率(採点対象者ベース)を計算すると17.9%

短答式試験を突破した実力者の中の18%しか合格しないという意味ですごく難しい試験です。
司法書士合格者は短答式試験は出来ても論文式試験で苦戦するのが定番ですので、論文式試験対策をどうするかが司法書士から予備試験を目指すポイントになります。

 

予備試験は短答、論文、口述の採点が完全に独立しているため、短答式試験で稼いでも論文式試験が有利になることはありません。

そのため、司法書士試験のように択一で稼いで、記述は基準点だけ超えれば良いみたいな戦略は使えません。

 

口述試験

予備試験の口述試験も、司法書士試験の口述試験のように口頭で質問に答える形式の試験ですが、合格率は100%ではない点に注意。

口述試験は2日に分けて実施され、法律実務基礎科目の民事、刑事それぞれが60点を基準点として57~63点で採点されます。
民事・刑事のどちらが先になるか順番は決まっていません。

令和4年度の口述試験データは以下のとおり。

受験者数 481人
合格点 119点
合格者数 472人

令和4年度予備試験 口述試験の結果

口述試験の合格率は98.12%。不合格はほとんどありませんが、民事・刑事の両方でやらかしてしまうと不合格になる可能性があるという感じ。

司法書士から予備試験に進む場合の勉強時間

司法書士からさらに3000時間以上。勉強できますか?一般的に予備試験合格に必要な勉強時間は、主張する人によって1000時間~10000時間と非常に幅がありますが、意見を総合すると大体3000時間~8000時間くらいが主流です。

司法書士試験の難易度から考えれば最低でも3000時間、一般的には5000時間くらいはかかると見ておくべきでしょう。

司法書士合格者が多少勉強時間を短くできた場合、3000時間~4000時間くらいにできる可能性はありますが、逆に司法書士試験の勉強法に引きずられてしまうと5000時間以上の勉強時間が必要になる可能性もあります。

論文式試験の答案が書けるようになるまでどれだけかかるかで必要勉強時間がかなり左右されるでしょう。

司法書士から予備試験合格を目指す戦略

カギを握るのは論文式試験対策司法書士から予備試験に合格した方の合格体験記を見ると、いわゆる入門コースを利用している人が多いです。
司法書士に合格したからと言って、必要な分だけ講座を取れば合格できる難易度ではないということが分かります。

司法書士合格者であっても入門コースで勉強したうえで、弱点対策をするのが鉄板。
特に論文式試験は司法書士試験にはない試験で、予備試験の中でも最難関試験のため初学者と同じようにしっかりと対策する必要あり。

論文の書き方を学ぶだけでなく、多くの論文問題を解き、添削を受けながら点数が取れる答案が書けるようにしていくべき。

この勉強法は司法書士試験の記述式対策にも通じる方法なので、また1から勉強しなおすつもりで解法を身につけましょう。

  • 通常の入門コースで総合的に対策する人が多い
  • 論文式試験が合否を分ける最大ポイントなので、しっかり対策を
  • 講義で論文式試験の書き方を学ぶだけでなく、添削を活用すべき

司法書士から予備試験を目指すおすすめ予備校

予備試験講座の

  • 合格実績
  • 論文式試験対策の充実度
  • 費用・コスパ

の面から「司法書士合格者向きな予備試験講座」をおすすめ順に挙げると以下のとおり。

おすすめ1:
アガルート

論文基礎力養成カリキュラム
【2024・2025】

2024-2025版が期間限定20%割引350,240円

論文基礎力養成カリキュラム【2025・2026】

547,800円

司法書士合格者に特におすすめ1

元LECのカリスマ工藤北斗講師のテキスト・講義で基礎講義+論文試験対策中心なので、短答も一通り勉強しながら特に論文に力を入れたい司法書士合格者に合っている。
添削65通以上あり。

最短合格カリキュラム【2025・2026】

932,800円
(ライト版は822,800円)

最短合格カリキュラム【2026・2027】

998,800円
(ライト版は888,800円)

0から対策したい人におすすめの入門講座。

添削111通(2026・2027版は123通)。論文対策に強い。

質問制度、ホームルーム、学習カウンセリングチューター、論文マンスリーゼミ等、双方向のフォロー制度が多く、勉強のモチベーション維持にも力を入れている。

コーチングオプション、マネージメントオプションを利用するならさらに添削を受けられるが高くなる。
目標年度の予備試験合格で全額返金あり。

アガルート【11時間分】の無料体験講義+サンプルテキストはこちら

おすすめ2:
BEXA

4S基礎講座

268,000円

司法書士合格者に特におすすめ2

元Wセミナーのカリスマ中村充講師の4STEP理論で効率良く合格を目指す講座。当事者選定、言い分、条文を探す、あてはめの4STEPの解法で論文が書けるようになる。
ただし、添削は別途用意する必要あり。

王道基礎講座

380,000円

元伊藤塾のカリスマ吉野勲講師の講座。
インプットから論文アウトプットのギャップで挫折してしまう受験生のために、短文事例問題講座で論文を書けるように訓練してくれる。添削は別途用意する必要あり。

4S基礎講座の無料体験講義はこちら

おすすめ3:
資格スクエア

合格フルパッケージ

759,000円
セール中で649,000円
(製本テキスト無しなら719,400円→609,400円

0から対策したい人におすすめの入門講座

元伊藤塾のカリスマ高野泰衡講師の講座。
添削が205通で業界最多。毎月1回15分の合格者電話学習支援が費用に含まれている。

資格スクエア【最大56回分】無料講義はこちら

おすすめ4:
伊藤塾

司法試験入門講座2年合格コース【伊藤塾長クラス】

1,148,000円

0から対策したい人におすすめの入門講座

司法試験予備試験のために費用をかけられるなら最善手の1つ。

司法試験入門講座 呉・基礎本クラス2年コース

1,117,200円

0から対策したい人におすすめの入門講座

伊藤塾長と双璧を成す呉明植講師が担当。

おすすめ7:
スタディング

予備試験合格コース(総合)

128,000円

お試しで勉強をしてみたい人におすすめ

とにかく安く最小限の講座。
司法書士講座と同じく、効率化重視、短時間講義、スマホ学習可能なのでとりあえず隙間時間から勉強を始めたいならあり。

各講座についてもう少し詳しく解説していきます。

アガルート

司法試験予備試験業界の最高峰講師の1人として名前が挙げられる、LECのカリスマ講師であった工藤北斗講師がテキストの作成・講義をしている新定番通信講座。

論文式試験対策を中心にした「論文思考」カリキュラムで講義をしており、令和5年司法試験では641名の合格者(合格者全体の36%)(有料講座受講生のみをカウント)を出しており、司法試験・予備試験の新スタンダードになっています。

アガルート:令和5年 司法試験合格実績速報

論文添削がオンライン添削となっており、PDFにスキャンか、Wordで提出できる。受講者全員が閲覧できるので他受講生の答案を見て勉強することも可能。

「短答・論文の全体講義+各種論文対策」という司法書士試験合格者にちょうど良い講座があるのが利点。

社会人が合格するための方法論についても力を入れて取り組んでいます。

論文基礎力養成
カリキュラム

398,860円【2024・2025】
2024・2025試験版が期間限定20%割引350,240円

547,800円【2025・2026】

総合講義300
論証集の使い方
論文答案の書き方
重要問題習得講座

添削65通以上

最短合格
カリキュラム

 

932,800円【2025・2026】
(ライト版822,800円)

998,800円【2026・2027】
(ライト版888,800円)

目標年度の予備試験合格で全額返金あり。

総合講義300
論証集の使い方
論文答案の書き方
重要問題習得講座
法律実務基礎科目対策講座
予備試験論文過去問解説講座
旧司法試験論文過去問解説講座
短答知識完成講座
担当過去問解析講座
選択科目対策講座
一般教養科目対策講座
予備試験答練
法律実務基礎科目答練

添削111通(2025・2026版)
添削123通(2026・2027版)

司法書士合格者なら論文試験対策を中心にしながら、総合講義も受けられる論文基礎力養成カリキュラムでスタートするのはおすすめ。
内容はアガルートでも人気の講座が揃っており、添削指導も65通以上受けられる

論文基礎力養成カリキュラムは全て工藤北斗講師がテキストを作成し、講義をするので指導に一貫性があり講座同士のリンクもしやすい。
各科目の基礎さえ教われば、司法書士合格者なら択一対策は自分でもできるので、予備試験に手頃に挑戦してみたい司法書士合格者には特におすすめ

法律未学習者OKの最短合格カリキュラムは過去問講座や答練、ホームルームも受けられるより手厚い講座で、添削指導も111通以上と多いのが魅力。

有料のコーチングオプション、マネージメントオプションを利用するとさらに添削通数を増やせるがかなりお高いので、司法書士合格者なら利用するにしてもコーチングオプションで十分。
司法書士から予備試験を目指す決意を本気で固めている人におすすめ。

予備試験合格者は、司法試験講座20万円分プレゼントという特典あり。

Twitter上には以下のような口コミ・評判あり。

12回払いまでの分割手数料が0円

アガルート司法試験・予備試験講座
【詳細はこちら】

BEXA

Wセミナー(TAC)のカリスマ講師だった中村充講師の4S基礎講座や、伊藤塾のカリスマ講師だった吉野勲講師の講座が受講できる。

4S基礎講座

(中村充講師)

268,000円

4S論文解法パターン講義
4S条解講義

合計420時間

4S基礎講座の無料体験講義

王道基礎講座

(吉野勲講師)

380,000円

インプット講座
短文事例問題講座
予備試験過去問講座
短答解き方講座

合計474時間

カリスマ講師の講義が受けられる講座としては最安クラス

特に中村講師の4S基礎講座の4STEP解法は、インプットで詰め込まなくても論文で何が問われているのかを整理しやすく法律初学者でも合格点が取れる答案が書けるようになると評判が良い。
今までの法律知識を活かしながら、これから学習する科目でも少ない労力で合格点を狙いやすくなるため、司法書士合格者にもおすすめできる。

司法書士試験で記述式解法を学んで解けるようになったタイプの人には親和性が高くて◎。

ただし、どちらの講座も添削は無いため、学んだ解法は他社の答練や模試などを使って練習する必要がある。その場合は伊藤塾やアガルートなどの答練を併用するのがおすすめ。

Twitter上には以下のような口コミ・評判あり。

中村充講師 4S基礎講座

吉野勲講師 司法試験道場総合対策プラン

資格スクエア

LEC・伊藤塾のカリスマ講師であった高野泰衡講師の講義が受けられる新しい通信講座。

入門講座を少し安めに受けたいのであればアリな選択肢。

合格フルパッケージ

759,000円
649,000円

入門講座
基礎講義
基礎問講義
論文過去問講義
短答重点講義
短答過去問講義
口述対策講義
短答式試験模試「未来問」

合格フルパッケージ製本テキストなしプラン

719,400円
609,400円

同上
(基本書、論文答案用紙以外はPDF提供)

資格スクエア【最大56回分】無料講義はこちら

オールインワンの講座のみの提供になっており、添削数は業界最多の205通
内訳は基礎問添削105通、論文過去問添削100通となっているため、中身は基礎寄り。
より実践的な論文対策もしたいのであれば、他社の答練等を利用することも視野に入れたい。

予備試験に合格すると司法試験対策講座を無料で受けられるという特典あり。
AIを使った本試験予想短答模試「未来問」が受けられるほか、AIを使用した短答過去問アプリという特色もある。
毎月1回15分の電話学習支援があるので、勉強方針の修正やリカバリーなどにうまく活用したい。

とにかく基礎的なところから大量の添削問題をこなして短期間で論文試験対策力を身につけたい人におすすめ。

Twitter上には以下のような口コミ・評判あり。

資格スクエア予備試験対策講座
【詳細はこちら】

伊藤塾

司法試験・予備試験では業界最高峰と名高い講座。
特に伊藤真塾長と呉明植講師の2人が有名。

入門講座は100万円以上かかるため、司法書士は通過点に過ぎず司法試験が本命の人向けの本気講座。
予備試験に挑戦してみたい人は他社で入門講座を取り、伊藤塾は答練を利用するのがコスパの良い使い方。

インプット講義が多いが、知識を論文にアウトプットするためのパターン解説などはあまり無いため、司法書士合格者が入門講座を利用するメリットは弱く思える。

費用の高さと論文の導入の不安からこの位置でのおすすめとしました。

Twitter上には以下のような口コミ・評判あり。

伊藤塾 入門講座

スタディング

とにかく安い。
効率よく最小限の勉強で合格を目指す講座なので、特に初学者にとっては難しく感じる場面もある講座。

司法書士合格者であれば難しさはある程度許容できるが、論文対策も他社より簡潔であるため、隙間時間を使って予備試験に挑戦してみたい人向けという位置づけ。

司法書士をしながら予備試験の勉強するのであれば、入門講座として選択肢に入ります。

Twitter上には以下のような口コミ・評判あり。

スタディング 予備試験講座
【詳細はこちら】

司法書士から予備試験はありか、なしかまとめ

司法試験予備試験の講師は伊藤塾の伊藤誠塾長の評価が高く、次点はアガルートの工藤北斗講師
相性の問題もあるので体験講義を視聴して講師を選びましょう。

予備試験は20代の合格者が多いですが、社会人合格者もある程度はいます。
令和4年度予備試験のデータでは合格者472人中、124人が30代以上です。

社会人合格者の多くは何かしら伊藤塾の講座を利用しているというデータもあります。

しかし、入門講座よりも単科講座や答練・模試の利用者が多数派であるため、他社で入門講座を受けながら伊藤塾の答練・模試を受けて予備試験に合格!というパターンが多いようです。

また、伊藤塾は論文試験受験者向けに特別奨学生制度があるので、合格まであと一歩の受験生の講座利用率が高いという理由もあるのかも。

司法書士合格者であっても予備試験は簡単には合格できません。
短答式試験で有利な科目も一部ありますが、それ以外は初学者同様の勉強が必要です。

そのため、あなたが本当に予備試験を目指すのかはよく検討してください。

司法書士は通過点で司法試験に合格するのが目標であれば、個人的にはアガルートBEXAをおすすめします。

司法書士実務をしながら予備試験の勉強もするのであれば、スタディングで隙間時間に勉強をしてみる手もありますが、本気で合格したいと考えるのであればさらに他社講座も使うことになると考えておくのが無難です。

よしと
よしと

司法書士試験もそうでしたが、最後は結局あなたと講師との相性が大事です。勉強方針が合い、モチベーションを維持できる講座を選びましょう。

司法書士試験合格後の【研修・転職・独立】

記事の執筆者
司法書士
よしと

元公務員の司法書士。
司法書士は4年、行政書士は4ヵ月で合格。
現在は埼玉県で司法書士として開業中。
司法書士試験に合格して人生が変わり結婚、2児の父に。
昔はRPG→SLG→格ゲー→オンゲーと色々ゲームしてたり、動画作ったりしてました。

よしとをフォローする
時間とお金を節約して司法書士合格目指すなら!

司法書士試験に独学合格できる人はわずか0.1%前後しかいません。
だから、あなたが短期合格したいなら自分に合った優良講座を選ぶことがとても重要です。

・予備校12社の評判・口コミ
・講座の特徴・担当講師
・通信講座の合格率比較
・タイプ別のおすすめ

などを現役司法書士が解説しているので、あなたの予算と時間に合った講座をチェックできます。

スポンサーリンク
司法書士試験
\令和5年度司法試験合格者の36%が有料受講/
論文対策中心の講座があり、司法書士合格者向き
アガルート【公式サイト】はこちら
\令和5年度司法試験合格者の36%が有料受講/
論文対策中心の講座があり、司法書士合格者向き
アガルート【公式サイト】はこちら