司法書士合格後の流れ【勤務・独立・法務部門タイプ別解説】

司法書士合格後の流れをタイプ別解説司法書士試験
よしと
よしと

おつかれさまです!司法書士の「よしと」です。

司法書士に合格した後の流れはどうなるの?

新人研修は来年受けるのではダメ?

事務所は新人研修が終わってから探した方が良い?

司法書士事務所に勤めようと思っていない場合はどうしたら良いの?

そんな風に思っていませんか?

この記事では司法書士合格後の流れについて以下の内容を説明します。

  • 司法書士の新人研修は来年ではダメ?
  • 司法書士事務所の求人を探す時期
  • 【タイプ別】司法書士合格後の流れ

私自身は4年かけて司法書士試験に合格して司法書士事務所を探したり、新人研修や認定考査を受けてきました。

また、同期合格者の中には司法書士事務所に勤めなかった人もいます。

そういった様々な経験を元に、あなたの今後の方針に応じた司法書士合格後の流れについて説明していきます。

 

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司法書士の新人研修は来年ではダメ?

通常時は11月上旬ごろに司法書士試験の最終合格発表があります。

そして、12月から新人研修が始まります。

 

この新人研修への参加は義務ではないため、受けなかったり、来年に受けるといったことも可能です。

しかし、すぐに新人研修を受けると以下のようなメリットがあります。

司法書士合格後すぐに新人研修を受けた方が良い理由

  • すぐに研修を受ければ同期合格者とつながりが作れる
  • 新人研修では実務的な内容や独立のための情報も知ることができる
  • 各都道府県の司法書士会によっては司法書士登録の要件となっていることがある

基本的には合格した年にすぐに新人研修を受けるのがおすすめです。

 

新人研修はいくつかの種類に分かれており、翌年6月の認定考査やその前提となる特別研修なども含めると以下のような費用がかかります。

費用

中央新人研修44,000円
ブロック新人研修33,000円
司法書士会新人研修0円~33,000円前後
特別研修145,000円前後
認定考査10,900円

これらを合計すると232,900円となります。

 

やっと試験に合格したところでもそんな費用は払えない…来年までお金を貯めようかな

という人は司法書士の新人研修のための貸付制度が利用できるかもしれません。

外部リンク:「司法書士研修費用専用ローン」金融機関の取扱状況

法務局での合格証書授与式で「研修の申し込み書類」などがもらえますが、その中に一緒に「司法書士研修費用専用ローン」の案内が入っているかと思いますので正確な情報はそちらでご確認ください。

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司法書士事務所の求人を探す時期

司法書士に合格したら事務所の求人はいつ頃から探せば良いの?

という疑問がある人も多いでしょう。

 

現在のあなたの仕事や、今後の予定によってベストなタイミングは異なりますが、基本的に司法書士・補助者の求人情報探しは早ければ早いほど良いです。

 

司法書士・補助者の求人情報探しは早ければ早いほど良い理由は以下のとおり。

司法書士・補助者の求人探しが早いほど良い理由

  • 合格発表後は合格者を採用するべく求人情報が増える
  • 求人情報は早いもの勝ち
  • 合格発表後は予備校などの合同説明会も多くなる
  • 研修が始まってからだと探す余裕が無くなる
  • 採用後に研修に配慮してくれる事務所が多い
  • 実務とリンクさせながら研修が受けられるので研修の効果が上がる

そのため、今すぐにと考えていない場合でも転職エージェントにだけは登録しておき、最低限の転職活動はしておくのがおすすめです。

転職エージェントが合同説明会などのイベントを行っていることもあります。そういった場で研修前に同期合格者の知り合いを作ることもできます。
関連記事:「司法書士と補助者の転職&求人情報を探す7つの方法【未経験でも】」

関連記事:「【未経験者】司法書士の転職エージェントで就職成功させるポイント」

 

【タイプ別】司法書士合格後の流れ

司法書士合格後は新人研修を受け、事務所に勤め、認定考査を受けるのが定番の流れです。

しかし、司法書士として勤めるだけが合格者の進路ではありません。

そこで、以下のようなタイプ別に司法書士合格後の流れについて説明していきます。

  • 司法書士・補助者として勤める場合
  • 即独立開業を目指す場合
  • 他資格の取得を目指す場合
  • 一般企業の法務部門を目指す場合

司法書士・補助者として勤める場合

司法書士や補助者として勤めようと思っている人の、司法書士合格後の基本的な流れは以下のとおり。

11月(行政書士試験)

司法書士・補助者の転職活動

12月~3月新人研修・特別研修

司法書士・補助者の転職活動

4月~5月認定考査の勉強

司法書士・補助者の転職活動

6月認定考査

11月の行政書士試験など、他の資格試験を受ける人も数多くいますが、これは必須ではありません。

関連記事:「司法書士合格→行政書士のダブルライセンス解説【実務家視点】」

関連記事:「司法書士と中小企業診断士の兼業でブルーオーシャンを目指す」

合格後は研修や勉強と平行しながら勤める事務所を探すのが定番。

事務所が決まったら、事務所に勤めながら研修や勉強をすることになります。

 

司法書士試験では勉強に専念していた人は早めに事務所を決められると収入面が安定しやすいでしょう。

関連記事:「司法書士の年収はどのくらい?【独立開業と事務所勤務で比較】」

関連記事:「司法書士の簡裁訴訟代理等能力認定考査対策テキストのおすすめ」

関連記事:「司法書士と補助者の転職&求人情報を探す7つの方法【未経験でも】」

関連記事:「【未経験者】司法書士の転職エージェントで就職成功させるポイント」

即独立開業を目指す場合

司法書士に合格後は即独立したい!と考えている場合には、基本的に以下のような流れになります。

11月独立の準備・リサーチ
12月~3月新人研修・特別研修・配属研修

独立の準備・リサーチ

4月~5月認定考査の勉強

独立の準備・リサーチ

6月認定考査

独立する場合は新人研修に加えて配属研修も必ず受けておきましょう。

事務所に勤めて実務を学べない分、新人研修や配属研修で実務を知っておくことが重要になります。

新人研修の中には先輩方による「補助者として勤めて独立するまで」「即独立をした経験談」など、独立に役立つ話が含まれているのが定番ですのでそれも参考になるはずです。

 

特別研修では司法書士試験の勉強よりもかなり実務的な裁判手続きの流れが学べるので、独立しようと考えているならば必須と言えるでしょう。

 

独立するためには研修と平行して独立する場所の調査、事務所などの賃貸物件の準備や事業計画書の作成などやることがたくさんあります。

研修と独立準備以外にはなかなか時間を割けなくなるでしょう。

他資格の取得を目指す場合

行政書士、宅建士など司法書士合格後に受けやすい資格を目指すのであれば特別な流れにはなりません。

しかし、司法試験予備試験、中小企業診断士試験、税理士試験など引き続き高難易度でかなりの勉強が必要な資格を目指す場合には司法書士合格後の流れは一般的なものとかなり異なります。

11月~試験勉強

司法書士はあくまでステップに過ぎず、司法試験予備試験を目指すのであればあえて新人研修や特別研修を受けずに勉強に専念しても良いでしょう。

 

今すぐではないけど将来的には司法書士業務もしたい

と考えているのであれば、来年以降に新人研修を受けてもOKです。

1年かけて中小企業診断士の勉強をして、それから司法書士の新人研修も受けて独立、なんて流れにすることもできます。

 

また、将来司法書士業務をするために司法書士事務所に短時間勤務しながら資格の勉強をするという手もあります。

司法書士試験合格者であれば司法書士事務所にかなり採用されやすいので、勉強しやすい環境で働きながら合格を目指すのも良いでしょう。

関連記事:「司法書士合格→行政書士のダブルライセンス解説【実務家視点】」

関連記事:「司法書士と中小企業診断士の兼業でブルーオーシャンを目指す」

関連記事:「司法書士と補助者の転職&求人情報を探す7つの方法【未経験でも】」

一般企業の法務部門を目指す場合

司法書士や補助者として働くのではなく、一般企業の法務部門で働きたいと考えている場合の合格後の流れは以下のようになります。

11月(法務部門への転職活動)
12月~3月(新人研修)特別研修

(法務部門への転職活動)

4月~5月認定考査の勉強

法務部門への転職活動

6月認定考査

一般企業の法務部門へ勤める場合には、特別研修へのフル参加が難しくなる場合があります。

司法書士事務所だと特別研修のための休みをもらいやすいです。

そのため、法務部門への転職活動は特別研修が終わってから始めても良いです。

 

新人研修は受けても受けなくても良いですが、特別研修と認定考査は受けておいた方が良いでしょう。

なぜなら、特別研修では具体的な民事訴訟手続きについて学べるため法務部門でも大いに役立つ内容だからです。

 

会社の法務部門への転職活動では、管理部門専門の転職エージェントを使うと、費用をかけずにより多くの求人情報を探すことができますよ。


MS-Japan
「MS-Japan」は管理部門のほか、士業の転職に強いほか、一般企業の法務部門や管理部門に強い転職エージェントです。

これらのエージェントサービスを利用者(就職・転職希望者)は全て無料で使うことができます。

MS-Japan:無料会員登録

法務部門への転職に使う転職エージェント各社の特徴や、転職エージェントの使い方については以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:「【未経験者】司法書士の転職エージェントで就職成功させるポイント」

司法書士合格後の流れまとめ

司法書士合格後の新人研修をすぐに受けておくと良い理由には以下のようなものがあります。

司法書士合格後すぐに新人研修を受けた方が良い理由

  • すぐに研修を受ければ同期合格者とつながりが作れる
  • 新人研修では実務的な内容や独立のための情報も知ることができる
  • 各都道府県の司法書士会によっては司法書士登録の要件となっていることがある

新人研修と特別研修を受けるだけでも約24万円の費用がかかりますが、研修費用専用ローンもありますので早めに受けておくのがおすすめ。

 

また、司法書士や補助者として事務所に勤めようと考えているのであれば、早めに転職活動を始めた方が良いです。

その理由は以下のとおり。

司法書士・補助者の求人探しが早いほど良い理由

  • 合格発表後は合格者を採用するべく求人情報が増える
  • 求人情報は早いもの勝ち
  • 合格発表後は予備校などの合同説明会も多くなる
  • 研修が始まってからだと探す余裕が無くなる
  • 採用後に研修に配慮してくれる事務所が多い
  • 実務とリンクさせながら研修が受けられるので研修の効果が上がる

 

司法書士合格後の基本的な流れは以下のようになります。

11月(行政書士試験)

司法書士・補助者の転職活動

12月~3月新人研修・特別研修

司法書士・補助者の転職活動

4月~5月認定考査の勉強

司法書士・補助者の転職活動

6月認定考査

しかし、

  • 即独立開業を目指す場合
  • 他資格の取得を目指す場合
  • 一般企業の法務部門を目指す場合

などの場合には必ずしもこの限りではありません。

司法書士業務をするつもりがないのであれば、新人研修は受けなくても良いのであなたの今後の人生プランに合わせて取捨選択をしましょう。

関連記事:「司法書士の簡裁訴訟代理等能力認定考査対策テキストのおすすめ」

関連記事:「司法書士と補助者の転職&求人情報を探す7つの方法【未経験でも】」

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