認定考査の合格率、難易度はどのくらい?

認定考査の合格率と難易度

おつかれさまです!司法書士の「よしと」(@yoshitoshikaku1)です。
よしと
よしと
認定考査って難しいのかな?合格率はどのくらい?

そんな疑問はないでしょうか?

この記事では、認定考査の合格基準と最近の合格率について説明していきます。

司法書士試験に合格後、翌年6月の簡裁訴訟代理等能力認定考査で認定を受けた私が合格率について解説していきます。

認定考査の合格率の推移

認定考査の合格率はどのくらいあるのか?

認定考査の合格率(=認定率)は法務省の簡裁訴訟代理等能力認定考査のページに掲載されています。

それによると

受験者数 認定者数 合格率
平成31年度(2019年) 936人 746人 79.7
平成30年度(2018年) 874人 377人 43.1
平成29年度(2017年) 915人 526人 57.5
平成28年度(2016年) 940人 556人 59.1
平成27年度(2015年) 987人 649人 65.8
平成26年度(2014年) 1,062人 741人 69.8

となっており、40%代から80%近くまで認定考査の合格率は乱高下しています。

しかし、認定考査は合格率が低いときでも司法書士試験の合格率と比べるとかなり高いです。

認定考査の合格率が大きく変化する理由

認定考査の合格率がこんなにも乱高下する理由は、認定考査は司法書士試験とは違い絶対評価で合格が決まるからです。

認定考査は「70点満点中40点以上」で合格できます。

このことは法務省の資料に明記されています。

法務省:司法書士法第3条第2項第2号の法務大臣の認定(令和元年9月2日実施)の基準点等について

2019年に限らず、毎年40点以上という基準点が示されています。

理屈の上では認定考査の難易度によって基準点を上下させることが可能ですが、実際には毎年40点以上とされているため合格率が乱高下するのです。

これが相対評価である司法書士試験の合格率の推移と大きく違う理由です。

認定考査の難易度を偏差値からみる

認定考査の合格率は乱高下していますが、実際に認定考査はどのくらい難しいのか?

合格者の偏差値を計算してみた結果が以下のとおり。

合格率 40点の偏差値
一番合格率が高い認定考査

(平成31年度)

79.7% 44.01
一番合格率が低い認定考査

(平成30年度)

43.1% 53.09

合格率で比べるとかなり難易度が高い年があるように感じますが、それでも合格者の最低偏差値は53.09です。

偏差値でみると認定考査はそう難しい試験ではないことがわかるでしょう。

司法書士試験合格者数と認定考査合格者数

司法書士試験に合格したばかりの人は民事訴訟法の受験知識がまだ残っています。

裁判関係の業務をしていなければ合格後に民事訴訟法の知識はどんどん薄れていきますから、認定考査は司法書士試験合格後すぐに受けた方が良いです。

参考までにブロックごとの司法書士試験の合格者数と認定考査の合格者数を比較してみましょう。

2018年司法書士試験

合格者数

2019年認定考査

合格者数

東京 293人 339人
大阪 124人 158人
名古屋 43人 58人
広島 44人 46人
福岡 56人 76人
仙台 28人 38人
札幌 21人 15人
高松 12人 16人

認定考査の合格者数は前年の司法書士試験の合格者数とそこまで大きな差はなく、前年の司法書士試験合格者の多くが認定考査に合格していることが予想されます。

前年の司法書士試験合格者に限定して認定考査の合格率を計算することができれば、全体の合格率よりも高くなることでしょう。

認定考査の合格率と難易度まとめ

認定考査の合格率は近年だけでも43.1%から79.7%と幅広くなっています。

合格率の幅が広いのは認定考査が絶対評価で合格が決まるからです。

問題の難易度によって合格率は下がりますが、合格率が低い年でも偏差値にして53くらいあれば合格することができます。

このように認定考査はそこまで難しい試験ではありません。

そこまで難しくないからと言って勉強しなければ確実に不合格になりますので、テキストでしっかりと勉強するのがおすすめです。

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