おつかれさまです!資格ワン運営の司法書士「よしと」です。
司法書士に合格する平均受験回数はどのくらいなんだろう?
勉強してれば平均くらいで私も合格できるよね?
できれば平均より早く合格したいけど勉強のコツとかあるのかな?
そんな疑問はありませんか?
この記事では、司法書士試験に合格するまでの平均受験回数とそのデータの検証、平均より早く合格を目指すための勉強法について説明していきます。
司法書士試験を受けようとする人は様々。
単にデータ全体の平均受験回数ではなく、平均受験回数の中身を知ることで、あなたがどのくらいで合格することができるかの目安にすることができます。
4回目の司法書士試験で合格している私が、司法書士の平均受験回数についてデータ+同期合格者の話から解説していきます。
司法書士の平均受験回数【アンケート結果】
司法書士の平均受験回数はどのくらいなのか、合格者の平均受験回数を調べるにはLECが毎年行っている「口述模擬試験アンケート」が参考になります。
2年分のアンケート結果を分析すると、司法書士合格者(予備校利用)の平均受験回数は約6回くらいなのではないかと分析できます。
まず、2018年の口述模擬試験アンケートによると、2018年の合格者の平均受験回数は以下のとおりになります。
2018年口述模擬試験アンケート結果 | |
受験回数 | 割合 |
1回 | 9.7% |
2回 | 12.6% |
3回 | 15.5% |
4回 | 11.7% |
5回以上 | 50.5% |
個別の回数では3回が最多割合で、1~4回で合格している人が約半数という結果です。
「5回以上」の中の平均受験回数が何回なのかによって、アンケート全体の平均受験数は変わります。
極端に多くも少なくもない辺りとして、「5回以上」の中の平均受験回数を7回、7.5回、8回と仮定して計算してみると以下のようになります。
2018年口述模擬試験アンケートから計算 | |
「5回以上」の 平均受験回数 |
アンケート全体の 平均受験回数 |
7回 | 4.817回 |
7.5回 | 5.0695回 |
8回 | 5.322回 |
こうして計算してみるとLECの2018年口述模擬試験アンケート全体の平均受験回数は約5回と見ることができるでしょう。
一方、同じくLECの2015年の口述模擬試験アンケートによると、2015年の合格者の平均受験回数は以下のとおりになります。
2015年口述模擬試験アンケート結果 | |
受験回数 | 割合 |
1回 | 3.1% |
2回 | 15.2% |
3回 | 18.4% |
4回 | 14.8% |
5回 | 13.7% |
6回以上 | 34.8% |
アンケートをする年によって項目に違いがあるのですが、受験回数1~4回の合計が51.5%で2018年とほとんど同じくらいなので、例年合格までの受験回数に大きな変動はなさそうだと推測できます。
今回は「6回以上」の中の平均受験回数を8回、8.5回、9回と仮定して計算してみるとアンケート全体の平均受験回数は以下のようになります。
2015年口述模擬試験アンケートから計算 | |
「6回以上」の 平均受験回数 |
アンケート全体の 平均受験回数 |
8回 | 4.948回 |
8.5回 | 5.122回 |
9回 | 5.296回 |
このように2015年口述模擬試験アンケート全体の平均受験回数も約5回と見ることができそうです。
単純にアンケート結果だけから平均受験回数を出すと5回くらいになりますが、このアンケートではお試し受験や記念受験は受験回数に含めずに集計、または回答していることがあります。
そのため、実際の受験回数は+1回とは言わないまでも、計算結果よりもう少し多くなっていると考えられます。
また、このアンケートは口述模擬試験のときに行われている点にも注意が必要。
筆記試験に独学で合格した人は、100%合格すると言われているような口述試験のために予備校に口述模擬試験を受けにいってアンケートに回答するでしょうか?
おそらくしないですよね。
そのため、この平均受験回数は「予備校利用者の平均受験回数」と見るべきです。
ここに独学合格者の受験回数も加えれば、おそらく平均受験回数はもっと増えるでしょう。
ただし、独学合格者自体の数が少ないため、平均に及ぼす影響はそこまで大きくはないと考えられます。
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この2点を考慮すると合格者全体の平均受験回数は約6回くらいになると思われます。
司法書士の平均受験回数【同期合格者の話】
続いて私の経験から平均受験回数がどのくらいなのかを説明していきます。
こちらも結論はアンケートと大体同じで、平均受験回数は5~6回くらいになるのではないかと思います。
司法書士試験に合格して新人研修に参加すると、多くの同期合格者と名刺交換をします。
そのときの定番の話題の1つが「何回目の受験で合格したか」です。
私が実際に名刺交換して話した人の中では、3~6回くらいの人が多い感じでした。
中には受験回数10回以上の人や、1回という人もいましたが少数派です。
名刺交換した人全体で平均すると5~6回くらいになると思われます。
さきほどのLECの口述模擬試験アンケートの結果からの考察とそこまで大きな差がないので、合格者全体の平均受験回数は5~6回くらいと見て間違いなさそうだと言えるでしょう。
司法書士の平均受験回数までに合格する方法
あなたが平均受験回数くらいで合格したいと考えるのであれば、予備校を使って勉強するべきです。
なぜなら、アンケートに回答している人も私の同期合格者もそのほとんどが予備校利用者だからです。
該当するデータがないため計算はできませんが、独学合格者のみに絞れば平均受験回数はもっと多くなる可能性が高いでしょう。
ですから、あなたが独学で合格を目指すのであれば、合格までに必要な受験回数は平均を大きく超えることになると思われます。
実際に12年独学して受からず、伊藤塾の入門講座を受けて3年で合格した人の体験談もあります。
司法書士試験は知識の正確性が大切な試験なので、最初の基礎の部分を効率良く正確に勉強しないと体験談のように10年以上合格が遅れることもあります。
そのため、あなたが平均受験回数までに合格したいのであれば予備校・通信講座を使うことをおすすめしますよ。
司法書士の平均受験回数より早く合格するためには?
司法書士試験に平均受験回数よりも早く合格するためには以下のような方法が考えられます。
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このくらい勉強できれば司法書士合格に必要と言われる勉強時間を達成することができます。
専業受験生の1日6時間勉強も大変ですが、社会人の1週間20時間も相当大変。
これだけ勉強するには無駄な時間を省いて勉強時間を増やす必要があります。
家事、通勤、昼休みにも勉強できるよう、スマホですぐに勉強できるスタディングのような講座を活用するのがお手軽な対策です。
スマホで勉強できる通信講座のほか、過去問アプリなどをインストールして繰り返し過去問を解くことから始めるのも良いでしょう。
司法書士の平均受験回数は?まとめ
LECの口述模擬試験アンケートの結果、実際に名刺交換した人の話から考えると司法書士合格者の平均受験回数は約6回くらいになるのではないかと考えられます。
回答した人の多くは予備校利用者であるため、あなたが平均受験回数、あるいはそれよりも早く合格しようと思うのであれば予備校の利用は必須と言えるでしょう。
あなたが平均受験回数より早く合格しようと思うのであれば、毎日の勉強時間を増やす以外の方法はありません。
より多くの勉強時間を確保するためには、予備校は通学講座を選ぶよりもWeb通信講座を選んだ方が良いでしょう。
合格者の平均受験回数は気になるものですが、これからどうやって勉強するかであなたが合格するまでの受験回数は大きく変わります。
あなたは何回で合格したいですか?
あなたの目標を達成するために、これからの勉強の仕方もしっかり考えましょう。
人間である以上「気合」だけでカバーできることはそんなに多くないですよ!