試験の直前期にやる気がでないときの7つの対策法【現実逃避を治す!】

直前期のやる気がでない、現実逃避を治す 資格の勉強法・情報
よしと
よしと

おつかれさまです!資格ワン運営の司法書士「よしと」です。

試験の直前期になると勉強しなきゃいけないのに現実逃避をしてしまう…

現実逃避を始めて気がついたら30分経っていた。

受験直前期にやる気がでない状態を治す方法が知りたい!

そんな風に思っていませんか?

それまで頑張って勉強してきたのに直前期になってやる気がでない状態になって現実逃避で貴重な時間を無駄にしてしまい、試験の結果が不本意になってしまう人は非常に多いです。

私は4年間かけて司法書士試験に合格することができました。

その間に「やる気がでない状態」になってたくさんの時間も無駄にして3回受験に失敗しています。

そのためこの記事では、あなたが試験に万全の準備をして挑めるよう「直前期のやる気がでない状態」の原因と対策方法を説明していきます。

この記事を読むことで「直前期にやる気がでない状態」で、つい現実逃避をしてしまっている状態から、やる気を出して勉強を再開する方法が分かります。

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試験直前期にやる気がでない、現実逃避する原因

試験の直前期になって急にやる気がでなくて勉強以外の現実逃避をしてしまった…

そんな経験は誰もがありますよね。

直前期にやる気がでない状態になったり、つい現実逃避をしてしまう原因はおおまかに以下の3つです。

やる気がでない、現実逃避をしてしまう3つの原因

  • 結果がでなくて頑張れない
  • 勉強するだけの体力がない
  • ストレスがかかりすぎている

これらのうちの1つ、あるいは複数が重なることが原因でやる気はなくなってしまいます。

原因によっても有効な対策法は異なるので、あなたがどれに当てはまるのかをチェックしましょう。

結果がでないと人は頑張れない

人間は努力が報われないと、努力することが辛くなり続けられなくなります。

多くの人にとって勉強するという努力の目的は「試験で良い成績を取って合格すること」ですよね。
この目的は実際に試験を受けなければ達成することはできません。

つまり、試験に向けて勉強に頑張っている間はなんの成果も得られないまま努力を続けることになります。

勉強を始めた頃はまだ頑張れても、勉強期間が長くなってくるほど結果がでない状態も長引きますから、やる気がでなくなっていくのです。

「結果がでない期間が長くなってやる気がでない」タイプの人は、試験を受ける目的勉強方法を再確認することがやる気と現実逃避に有効です。

勉強する体力がない

運動と比べると自覚しにくいですが、勉強するにも体力が必要です。

疲れがたまっているなどの原因により、勉強をする十分な体力がない場合には

机に向かっていたけど、気づいたらボーっとしていた

というように無意識にやる気がでない状態になりがちです。

体力がない、というのは疲れだけに限りません。
逆にあまり体を動かしていないせいで体力が落ち、勉強できない場合もあります。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」とも言われるように、適度に体を使うことが勉強にも大切なんです。

「勉強する体力がない」タイプの人は、体を休めたり、体を動かしたりといった対策がやる気と現実逃避に有効です。

ストレスが大きい

あなたがつい現実逃避をしてしまうのは、勉強することに強いストレスを感じているからです。

試験が近づくほど、

  • どんな問題が出題されるのか
  • 勉強は間に合うだろうか
  • はたして合格できるのだろうか

という不安やあせりは大きくなり、強いストレスを感じます。

人間は強いストレスを感じると、自分の身を守ろうとしてストレスを避けようとします。

直前期は試験勉強がストレスの原因となっているわけですから、勉強以外の行動をしようとする意識が働きます。

これが現実逃避の正体です。

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ストレスは万病の元と言われるように、ストレスは直前期のやる気にも大きな影響があるのです。

「勉強のストレスが大きい」タイプの人は、ストレスを上手くコントロールすることがやる気と現実逃避に有効です。

直前期にやる気がでない・現実逃避を治す7つの対策法

直前期にやる気がでない、現実逃避してしまう状態を治す対策法は以下の7つです。

さきほどの3つの原因のどれに対して有効かも一緒にまとめます。

直前期にやる気がでない、現実逃避を治す7つの対策法

  結果がでない 体力がない ストレスが大きい
試験が上手くいった後の自分を想像する    
やることを書き出して整理する    
勉強場所を変える  
軽く体を動かす  
寝逃げする  
現実逃避を制限付きでやり切る    
短時間だけ勉強する

それぞれの対策法についてもう少し詳しく説明をしていきます。

試験が上手くいった後の自分を想像する

試験が上手く行った後の理想の自分を想像すれば、

理想を叶えるためにも勉強するか!

とやる気を出すことができます。

自分へのご褒美が明確になることで、将来の良い「結果」を再確認することができるので結果がでないためにやる気を失ってしまっている人におすすめの方法です。

ご褒美として、

今日の勉強が終わったら好きなものを食べよう!

というように目の前にニンジンをぶら下げるような方法もありますが、その方法はご褒美がないと勉強できなくなってしまうのであまりおすすめしません。

試験が上手くいった場合ではなく、試験がダメだったらどんなデメリットがあるかを想像する方法もありますが、気分が落ち込んで何もする気が起きなくなる可能性があるので避けたほうが良いです。

ただし、逆境から這い上がるシチュエーションのほうが燃えるタイプの人であれば、悪い想像をして自分へのバネにするのもアリです。

やることを書き出して整理する

やるべきことを細分化してメモ帳に書き出し、目に見えるところに置いておくことで勉強を始めるきっかけを増やすことができます。

やるべきタスクを1つずつ消化していくと、

あれだけあったタスクをこんなに減らせた!

という小さな達成感を積み重ねることができるので、結果がでないためにやる気がでないタイプの人のやる気を復活させることができます。

この方法のポイントは以下の2つ。

メモのポイント
  • やるべきことをなるべく細分化する
  • スマホなどのメモ帳ではなく、すぐ目に入る形でメモする

やるべきことは細分化したほうが、同じ勉強量でもたくさん勉強した気分になれるためやる気につながります。

例えば、

  • テキストを開いて前回やったところを読む
  • 前回、過去問で間違えた問題をチェックする
  • テキストを2ページ読み進める

などです。

スマホなどでメモを取ると、メモを見ようと意識しなければ目にしませんし、メモを見ようと思ってもスマホのロックを解除して、メモアプリを起動して…と余計な手数がかかってしまいます。

そのため、机の上など家の中で自然と目にするような場所にメモを残しておくほうが効果的です。

紙のメモはもちろん、何度でも書き直せる電子メモ帳を使ってもOK。

電子メモ帳は、勉強中に書きながら覚えるのにも使えるため1つもっておくと、勉強を始めるきっかけをつくったり、勉強効率を上げたりと色々と便利だったりします。

勉強場所を変える

いつも勉強している机ではなく、家の中でも他の場所で勉強をしてみたり、図書館やカフェで勉強してみたりと勉強場所を変えてみるのもやる気と現実逃避には有効です。

いつもと違う勉強環境にするには場所を変えるのが一番手軽。

環境が変われば気分も変わるので、やる気がでない状態や現実逃避を治すきっかけになります。

どうすればやる気がでるだろう、現実逃避を治せるだろう

と頭で考えるだけではなかなか解決できないこともあります。

そういう時には積極的に環境を変えてみることで、気分が変わって解決できることも多いです。

勉強に専念するあまりずっと家にいた人は、体力も落ちますしストレスもたまります。

散歩がてら外出して勉強をしてみることで心も体もリフレッシュしてまた勉強できるようになっていきますよ。

カフェ勉強のメリット・デメリットと長時間勉強できる場所

軽く体を動かす

軽い筋トレやストレッチで体をほぐしたり、ストレスを解消することで勉強のやる気が戻ってきます。

勉強に疲れたときに少し伸びをしてスッキリしようとした経験は誰にもあるでしょう。
これは体が無意識に運動を求めている状態です。

勉強は同じ体勢で続けることが多いので体がこわばり、血液の巡りも悪くなります。

血流が悪くなると脳への酸素の供給も少なくなりますから勉強のやる気が失われていくのも当然です。

そのため、伸びをするだけではなく椅子から立ち上がり、軽く体を動かした方がやる気を回復させることができます。

寝逃げする

もう勉強とか無理…今日はもう寝ちゃおう…

現実逃避の手段になってしまうこともありますが、寝逃げも意外と合理的な対策法です。

どうしてもやる気がでないほど疲れている、ストレスが強くてもう嫌だ!という状態であれば思いっきり寝てしまったほうが結果的にやる気を回復できます。

勉強するのは結構体力を使うので、仕事で疲れすぎているときや睡眠不足になっているとき、ストレスがかかりすぎているときには勉強をすることは困難です。

無理やり勉強を続けようとしても心身に負担が大きいうえに、勉強した内容もあまり覚えることはできません。

そのように非効率な勉強をするくらいであれば、思いっきり寝てしまうことで体力の回復に努めるほうが結果的に勉強することができます。

ひどいストレスも寝て起きればかなり軽減することができますので、ストレス対策法をあれこれ考えるよりも寝てしまったほうが早いことが多いです。

現実逃避を制限付きでやり切る

現実逃避という行動自体がストレスを避けるための行動であるため、無理やり現実逃避を止めて勉強するよりも、ある程度現実逃避を受け入れてやり切ってしまうほうが勉強のやる気と効率につながります。

現実逃避をすること自体は実はそんなに悪いことではありません。
ストレスを上手く逃がすために心が正常に反応しているからです。

そのため、

こんな現実逃避をしてしまうなんて、なんて自分はダメなんだ

と思わないようにしましょう。

むしろ、

現実逃避してたってことは、心が健康なんだな

と思うくらいで良いです。

現実逃避を途中で無理やり切り上げて勉強すると、中途半端な現実逃避の続きが気になって勉強に集中できない原因にもなります。

そのため、心を解放するためにも現実逃避はある程度区切りが良いところまでやり切ってしまうほうが良いです。

区切りがついたところですぐ勉強しようとすると、また強いストレスがかかるので区切りがついたところで他の対策法を挟んで勉強を再開するのがベターですよ。

短時間だけ勉強する

やる気がでない状態と現実逃避を治す最大の方法は、短時間だけ集中して勉強を始めてしまうことです。

やる気は勉強を始める前に出すのは難しいですが、勉強をやり始めると自然とやる気は出てきます。

そのため、5分、10分だけというようにごく短時間だけ勉強を始めてしまうのが有効です。

人間は複数の作業を同時進行すればするほど1つの作業はおろそかになっていくので、

  • 結果がでないことに不安を感じる
  • 勉強が大変そうだとストレスを感じる
  • さっきまでしていた現実逃避

といったことも、短時間だけ勉強に集中する間に薄れていきます。

勉強する体力がない場合でも、短時間だけであれば勉強することはできます。

短時間だけ勉強した後に続けられそうであれば勉強を続ければ良いですし、ダメそうなら勉強を止めてしっかり休めば良いのです。

短時間でも勉強したという事実は残るので、自分への負い目が減り翌日以降の勉強のやる気にもつながりますよ。

やる気がでない、現実逃避を根本から対策する関連書籍

ここまでに説明した7つの方法を使うことで、今やる気がでない状態や現実逃避を治すことはできます。

しかし、今後の勉強のやる気を維持するためには根本的な対策も必要です。

自然と努力を継続していけるようになる「心の在り方=マインドセット」について説明しているのが「マインドセット「やればできる!」の研究」です。

スタンフォード大学の心理学教授のキャロル・S・ドゥエック氏が20年以上の調査を元にまとめた本で、世界的なベストセラーになっています。

人間には

  • 生まれつき持っている硬直マインドセット
  • 努力によって自分の人生を変えていける成長マインドセット

の2種類があり、成長マインドセットを身につけることができればいわゆる「努力の天才」のように成長することができるという内容です。

勉強に対してポジティブなマインドを持つことができるようになれば、勉強のモチベーションを維持しやすくなりますので、試験の結果も良くなっていくことが期待できます。

試験直前期にやる気がでない、現実逃避の対策まとめ

直前期にやる気がでない状態になったり、つい現実逃避をしてしまう原因は以下の3つのようなものがあります。

やる気がでない、現実逃避をしてしまう3つの原因

  • 結果がでなくて頑張れない
  • 勉強するだけの体力がない
  • ストレスがかかりすぎている

これらの原因に当てはまることでやる気がでない状態になってしまいます。

やる気がでない状態や現実逃避を治すためには、原因に応じた対策を取る必要があります。

直前期にやる気がでない、現実逃避してしまう状態を治す対策法は以下の7つです。

直前期にやる気がでない、現実逃避を治す7つの対策法

  結果がでない 体力がない ストレスが大きい
試験が上手くいった後の自分を想像する    
やることを書き出して整理する    
勉強場所を変える  
軽く体を動かす  
寝逃げする  
現実逃避を制限付きでやり切る    
短時間だけ勉強する

これらの対策法を組み合わせてやる気を取り戻して勉強を続けていきましょう。

勉強に限らずやる気を維持するためには、成長マインドセットを身につけることも有効です。

直前期の勉強は大変ですが、前向きに取り組めるようになることで試験の結果も自然と良くなっていく効果が期待できます。

試験の直前期に限らず、やる気がでなくなったり現実逃避をしてしまうことはよくあることです。

難関試験ではそれまでに積み重ねてきた勉強ももちろん大事ですが、直前期にしっかりと知識を固めることもとても重要です。

  • その都度対策してやる気を回復する
  • そうした状態にならないためのマインドセットを身につける

などあなたに合った対処をして直前期の勉強の手を緩めないように努めましょう。

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記事の執筆者
司法書士
よしと

元公務員の司法書士。
司法書士は4年、行政書士は4ヵ月で合格。
現在は埼玉県で司法書士として開業中。
司法書士試験に合格して人生が変わり結婚、2児の父に。
昔はRPG→SLG→格ゲー→オンゲーと色々ゲームしてたり、動画作ったりしてました。

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