おつかれさまです!資格ワン運営の司法書士「よしと」です。
資格で一発逆転したい!
高卒でも司法書士試験って受験できる?
学歴が良いほうがやっぱり有利?
どのくらい勉強すれば司法書士試験合格できる?
どうやって勉強すれば良い?
高卒は試験に合格した後の就職で不利にならない?
そんな風に思っていないでしょうか?
私は転職にあたって資格を取りたいと思い、司法書士にたどりつきました。
4年間かけて司法書士試験に合格し、現在は独立して仕事をしています。
司法書士試験は高卒から目指すのに色々とおすすめな点が多い資格です。
しかし、難しい試験なのでなんとなく勉強を始めると途中で挫折して時間とお金を無駄にしてしまう可能性も。
そのためこの記事では、
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について説明していきます。
この記事を読むことで、
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について分かり、あなたがこれから司法書士の勉強を始めるかどうかの判断を間違えないヒントになりますよ。
高卒で司法書士になるには努力が必要ですがメリットも大きいので、メリットとデメリットを比較して勉強をするか決めましょう!
司法書士は高卒・中卒OKで受験資格なし=学歴不問
司法書士試験は受験資格がなく、誰でも受けることができます。
他の資格だと例えば「大学を卒業した者」などのように学歴の制限があり、高卒では受けられない試験もありますが、司法書士試験に学歴は必要ありません。
ほかにも行政書士試験や司法試験予備試験、弁理士試験なんかも受験資格はなし。
一方、社会保険労務士試験は学歴制限あり。
司法書士には受験資格が必要ないので、高卒・中卒でももちろん受験可能。
ただ受験できるだけでなく、高卒や中卒での合格者も複数います。
司法書士は業務独占資格なので、合格さえすれば就職しやすいだけでなく、独立して自分で仕事をすることも可能。
日本全国に仕事があり、稼げる人なら1000万円以上稼ぐこともできます。
このような特徴があるため、司法書士は一発逆転を目指せる資格と言えるのです。
受験資格に年齢制限もない
司法書士試験に受験資格がないということは、学歴だけではなく年齢も関係ないということです。
高卒から長年勤め上げてきた人が第2の人生として司法書士になることもできます。
年齢による制限がないので合格するまで何回でも試験を受けることも可能。
そのため、
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という人でも時間をかけて合格を目指すことができます。
実際に司法書士試験の合格者の年齢はさまざまで、
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となっています。
司法書士試験は学歴の影響が実は少ない
高卒で受験できても合格はできるの?
という不安はあると思います。
司法書士試験の合格率は約5%ととても低く、択一式試験では偏差値60くらいの点数が取れないと足切り不合格です。
司法書士試験の合格率は低いですが、合格者のデータを見ると実は高学歴が有利なわけでもないというデータもあります。
大手予備校LECが実施した2019年度合格者のアンケートによると、合格者の出身学部は
法学部 | 46% |
それ以外 | 54% |
となっており、法学部以外の合格者の方が多いのです。
この54%の中に高卒や中卒の合格者も含まれています。
でも「それ以外」のほとんどは頭の良い高学歴じゃないの?高卒や中卒の合格者なんていないんじゃないの?
という疑問が出てくるかもしれません。
実は同じくLECの合格体験記のページを見ると、先頭の一発合格者をはじめ多くの高卒や大学中退者が司法書士試験に合格していることが確認できます。
なぜ学歴が良い人だけでなく、高卒でも司法書士試験に合格できるのかと言うと、司法書士試験は大学までの勉強と内容が全然違うから。
司法書士試験は大学(法学部含む)で勉強したことはあまり役に立たず、試験用の勉強をした人が合格しやすいのです。
司法書士になりたいのなら学歴関係なく、自分に合う良い予備校・通信講座を使いましょう。
受験生の中には、東京大学出身でも10年以上合格できないという人もいます。
司法書士試験は学歴ではなく、きちんと試験用の勉強をしているかで決まるという1つの例です。
高卒で司法書士になるには【勉強時間編】
高卒かどうかに関わらず、司法書士合格に必要な勉強時間はおよそ3000時間が一般的。
具体的には毎日2時間ほどの勉強を2~3年、最後の追い込みの1年で毎日4~6時間勉強できれば合格が見えてきます。
合格に必要な勉強時間については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【逆算して合格!】司法書士試験に必要な勉強時間と勉強法のポイント |
高卒で司法書士になるには【勉強方法編】
高卒で司法書士になるには「勉強を毎日継続すること」が重要です。
勉強方法は以下の2つがあります。
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独学、予備校のどちらでも司法書士試験に合格することは可能です。
高卒から司法書士になるにはどちらの勉強方法が良いのか特徴を説明していきます。
独学はほとんどの人が失敗する
高卒でも独学で司法書士になることは可能ですが、あまりおすすめはしません。
なぜなら、独学だと
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といった理由から途中で挫折してしまう可能性が高いからです。
実際に私が会った合格者の中にも独学合格者はほとんどいません。
レアケースとして、工業高専卒で司法書士試験に独学合格したという人の勉強時間は以下のとおり。
毎日の勉強時間 | 8~10時間 |
期間 | 1年3ヶ月 |
このように最低でも毎日8時間は勉強をする必要があるため、勉強が続かず途中で諦めてしまう人がほとんど。
しかも、同じように毎日8時間以上勉強すれば必ず司法書士になれるわけではありません。
予備校で同じだけ勉強しても絶対に合格できるとは言えないくらいの勉強時間であるため、試験問題のヤマが当たったというような「運の良さ」もあったケースと言えるでしょう。
しかし「予備校を使ったほうが良い」と言われても、いきなり高い費用を支払って予備校を使うのには抵抗がありますよね。
そのため「この先、司法書士試験の勉強を続けていけそうかどうか」を判断するために、最初の一冊だけテキストを買って少し勉強してみるのはアリです。
通称「オートマ」と呼ばれるこのテキストは、法律を勉強したことがない人にも噛み砕いた話し言葉のような説明で分かりやすいと評判。
オートマを眺めることで、司法書士試験はどんなことを勉強していかなければならないのかが分かってくるでしょう。
司法書士試験の雰囲気をなんとなく掴んでから勉強するかどうか決めればOK。
独学のおすすめテキスト・問題集・合格18ヶ月スケジュールの解説
通信講座を活用するのが定番
高卒から司法書士になるには予備校・通信講座で勉強を始めるのがおすすめです。
ただし、司法書士試験は通信講座を使えば絶対に合格できる試験ではないことは知っておいてください。
予備校で教えてもらったことを、あなたが深く理解して問題として出てきても解けるようになるために、
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といったことを時間をかけ何度も繰り返さなければ合格できません。
さきほど必要勉強時間は3000時間が目安といいましたが、そのうち2500時間はあなたが自分で勉強しなければならないくらいに考えておきましょう。
あなたに合った予備校・通信講座を選ぶことができれば、勉強の効率が良くなり途中で挫折しにくくなります。
合わない予備校を選ぶと合格が1年遅れることもありますので、予備校選びで失敗しないようにしましょう。
高卒司法書士合格からの就職・働き方
高卒から司法書士試験を目指す最大のメリットは「資格さえ取れば学歴に左右されずに実務で活躍できる」ことです。
試験に合格した後は以下のような就職方法、働き方があります。
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この3つの働き方で、高卒合格者にどんなメリットがあるのかを説明していきます。
資格があれば司法書士事務所は就職しやすい!
司法書士試験に合格したら事務所に勤めるのが王道。
一般的な就職活動と違い、司法書士業界は高卒でも司法書士資格を持っていれば比較的簡単に就職することができます。
司法書士事務所が採用にあたって気にしているのは
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の3点です。
司法書士は独立できる資格なので、事務所側も将来的にあなたが独立することについて寛容なところが多いです。
独立できるか心配な人は、面接時に将来の独立についても確認しておきましょう。
司法書士事務所が学歴を気にしていないことは実際の求人情報を見ると分かります。
以下のサイトで求人情報をいくつか見てみてください。
実際の求人情報を見ると
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という項目はありますが、大卒以上とか高卒不可とか学歴に関する条件を書いている事務所はありません。
このように、司法書士資格さえ取れば大卒でも高卒でも司法書士事務所への就職にほとんど差はないのです。
独立開業できる
司法書士の資格があれば、自分で独立して司法書士事務所を開業することができます。
独立すればもう学歴は関係ありません。
高卒だろうが中卒だろうが、あなたの腕一つでいくらでも仕事ができるようになりますよ。
いきなり独立して仕事ができるのか、仕事がもらえるのか不安…
という人も多いでしょう。昔の私もそう考えていました。
しかし、司法書士資格を持っていないとできない仕事は全国にあり、不動産の売買、会社、成年後見、相続など避けては通れないことを業務にできるため、独立直後は仕事が無くても仕事はどんどん増やせます。
実際、私は周りに営業をかけるのは得意ではないので、ほとんどしていませんがほどほどに仕事をさせていただいています。
一般企業の法務部門という道もある
司法書士は難関法律資格として世間に認知されているため、一般企業にも就職しやすくなります。
司法書士の資格があると、一般企業でも特に法務部門で有利。
なぜなら、会社の法務部門で必要となる「会社法」は司法書士試験の重要科目なので適当な法学部出身者よりも司法書士合格者のほうが戦力になるからです。
このように、法務部門では大卒以上に重宝されますし、それ以外のところでも「難しい試験に合格する実力がある」と認めてもらうことができます。
高卒でも司法書士で一発逆転して稼げる?
事務所に勤務する場合、採用に学歴は関係ないので給料も大卒と高卒で変わることはありません。
勤務司法書士の給料は
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から平均月給を調べてみると、収入は月給26万円~(=年間312万円~)でした。
なかには実務経験もあれば最大月給60万円というところも。
一方、独立開業した場合は平均年収が約600万円。
さらに1000万円以上稼いでいる人も10%以上いるというアンケート結果があります。
高卒・中卒OK!司法書士の受験資格と学歴・就職事情まとめ
司法書士試験には受験資格がないため、学歴関係なく高卒や中卒でも受験することができます。
受験の年齢制限もないので合格するまで挑戦可能。
司法書士試験の合格率は約5%と難しい試験ですが、試験用の勉強をしているかどうかで合否が分かれるため、高卒でも不利ということはあまりありません。
3~4年かけて合格を目指すのであれば、毎日2時間くらいの勉強から始めれば十分に合格可能です。
独学だと途中で勉強を続けるモチベーションが無くなってしまい、挫折してしまう人がほとんど。
あなたが司法書士試験を目指すなら、予備校を使って勉強したほうが効率が良く、モチベーションを維持して合格まで勉強を続けやすくなります。
高卒でも司法書士に合格すれば就職はしやすいです。
司法書士事務所は学歴よりも、資格の有無と経験の有無、あなたの性格が事務所に合うかどうかのほうを気にします。
勤務でも独立でも司法書士になれば学歴がハンデになることはありません。
あなた自身の力で稼げるようになる方法として、司法書士の資格を取ることはおすすめの方法の1つです。
まずは「テキスト1冊」または「予備校の無料体験講座」からお試ししてみましょう。
司法書士試験の合格までにはどんなに優秀な人でも時間がかかります。
後回しにしないで今すぐに行動に移すことが、将来を良くする唯一の方法ですよ。