司法書士の難易度を偏差値から見る【択一・記述】

司法書士の難易度を偏差値でチェック!

おつかれさまです!司法書士の「よしと」(@yoshitoshikaku1)です。
よしと
よしと
司法書士の基準点って偏差値でいうとどのくらい?

そんな疑問をもったことはないでしょうか?

この記事では、2019年度の司法書士試験のデータから基準点の偏差値について説明しています。

合格点を取るのに必要な偏差値についても加えて説明しています。

偏差値という馴染みのあるデータから司法書士試験の難しさが見えてきますよ。

司法書士の難易度を偏差値から見る【2019年度】

よく資格の難易度の目安として「資格の偏差値」というものが挙げられていますが、実際の数値はどこもバラバラです。

そもそも偏差値とは

同じ集団(テストを受けた人)の中での自分の位置

を表す数値なので、受験する人が全く違うのに「資格」というだけで偏差値を計算することはできません。

一方、司法書士試験内部であれば受験する集団は同じですから偏差値で比較することができます。

2019年度の試験結果から実際に

  • 午前択一
  • 午後択一
  • 記述

の偏差値を計算してみましたのでどうぞご覧ください。

午前択一の基準点偏差値

2019年度の司法書士試験の午前択一の受験者数は14,059人で平均点は55.67点でした。

そこから得点別に偏差値を計算すると以下のようになります。(小数点第2位以下切り捨て)

得点 偏差値 得点 偏差値
105(最高得点者) 75.41 51 47.59
102 73.86 48 46.04
99 72.32 45 44.50
96 70.77 42 42.95
93 69.23 39 41.41
90 67.68 36 39.86
87 66.14 33 38.32
84 64.59 30 36.77
81 63.04 27 35.22
78 61.50 24 33.68
75(基準点) 59.95 21 32.13
72 58.41 18 30.59
69 56.86 15 29.04
66 55.32 12 27.50
63 53.77 9 25.95
60 52.23 6 24.41
57 50.68 3 22.86
54 49.13 0 21.31

基準点は非常に高いハードルのように感じますが、偏差値60が取れれば基準点突破です。

午後択一の基準点偏差値

2019年度の司法書士試験の午後択一の受験者数は13,683人で平均点は45.88点でした。

午前より受験者数が減るのは毎年のことですが、午前だけで諦めてしまった人がいるということでしょう。

その分、午後の受験者の方がより勉強している精鋭揃いとも考えられます。

そこから得点別に偏差値を計算すると以下のようになります。(小数点第2位以下切り捨て)

得点 偏差値 得点 偏差値
105 81.13 51 52.69
102 79.55 48 51.11
99(最高得点者) 77.97 45 49.53
96 76.39 42 47.95
93 74.81 39 46.37
90 73.23 36 44.79
87 71.65 33 43.21
84 70.07 30 41.63
81 68.49 27 40.05
78 66.91 24 38.47
75 65.33 21 36.89
72 63.75 18 35.31
69 62.17 15 33.73
66(基準点) 60.59 12 32.15
63 59.01 9 30.57
60 57.43 6 28.99
57 55.85 3 27.41
54 54.27 0 25.83

午後択一もおおよそ偏差値60が取れれば基準点突破です。

記述の基準点偏差値

記述は択一の基準点を突破していなければ採点されません。

採点対象者は2,006人で平均点は32.13点でした。

択一の上位の人間だけで偏差値を計算することになるので「優秀な高校に入学したあとの高校内での順位」みたいなイメージでしょうか。

そこから得点別に偏差値を計算すると以下のようになります。(小数点第2位以下切り捨て)

得点 偏差値 得点 偏差値 得点 偏差値
70 82.39 46.5 62.29 23 42.18
69.5 81.96 46 61.86 22.5 41.76
69 81.53 45.5 61.43 22 41.33
68.5 81.11 45 61.00 21.5 40.90
68 80.68 44.5 60.58 21 40.47
67.5 80.25 44 60.15 20.5 40.05
67 79.82 43.5 59.72 20 39.62
66.5 79.40 43 59.29 19.5 39.19
66 78.97 42.5 58.87 19 38.76
65.5 78.54 42 58.44 18.5 38.34
65 78.11 41.5 58.01 18 37.91
64.5 77.69 41 57.58 17.5 37.48
64 77.26 40.5 57.15 17 37.05
63.5 76.83 40 56.73 16.5 36.62
63(最高得点者) 76.40 39.5 56.30 16 36.20
62.5 75.97 39 55.87 15.5 35.77
62 75.55 38.5 55.44 15 35.34
61.5 75.12 38 55.02 14.5 34.91
61 74.69 37.5 54.59 14 34.49
60.5(次点得点者) 74.26 37 54.16 13.5 34.06
60 73.84 36.5 53.73 13 33.63
59.5 73.41 36 53.31 12.5 33.20
59 72.98 35.5 52.88 12 32.78
58.5 72.55 35 52.45 11.5 32.35
58 72.13 34.5 52.02 11 31.92
57.5 71.70 34 51.59 10.5 31.49
57 71.27 33.5 51.17 10 31.06
56.5 70.84 33 50.74 9.5 30.64
56 70.41 32.5(基準点) 50.31 9 30.21
55.5 69.99 32 49.88 8.5 29.78
55 69.56 31.5 49.46 8 29.35
54.5 69.13 31 49.03 7.5 28.93
54 68.70 30.5 48.60 7 28.50
53.5 68.28 30 48.17 6.5 28.07
53 67.85 29.5 47.75 6 27.64
52.5 67.42 29 47.32 5.5 27.21
52 66.99 28.5 46.89 5 26.79
51.5 66.56 28 46.46 4.5 26.36
51 66.14 27.5 46.03 4 25.93
50.5 65.71 27 45.61 3.5 25.50
50 65.28 26.5 45.18 3 25.08
49.5 64.85 26 44.75 2.5 24.65
49 64.43 25.5 44.32 2 24.22
48.5 64.00 25 43.90 1.5 23.79
48 63.57 24.5 43.47 1 23.37
47.5 63.14 24 43.04 0.5 22.94
47 62.72 23.5 42.61 0 22.51

記述は偏差値50くらいが基準点になっています。

およそ平均点が取れれば基準点が取れます。

司法書士試験の合格点の偏差値は?

2019年度の司法書士試験の基準点合計は173.5点でしたが、合格点は197.0点以上でした。

上乗せ点が23.5点以上必要だったことになります。

上乗せ点を取るためにはどのくらいの偏差値が必要なのかを見ていきます。

現実には択一と記述から少しずつ上乗せして合格となりますが、それでは偏差値を計算できないので以下の極端な2ケースで考えてみます。

  • 択一のみで上乗せ点を稼ぐ場合
  • 記述のみで上乗せ点を稼ぐ場合

択一で上乗せ点を稼ぐ場合

上乗せ点23.5点を稼ぐためには択一8問正解する必要があります。

問題数のバランスを考えると

午前+3問、午後+5問
午前+4問、午後+4問

のどちらかになりますが、午後は時間が足りないので「午前+4問」「午後+4問」のプランを採用します。

偏差値は以下のとおり。

得点 偏差値
午前+4問 87点 66.14
午後+4問 78点 66.91

偏差値60くらいで基準点は突破できますが、偏差値66くらいまで稼げると択一だけで上乗せが足ります。

参考までに午前択一のみ、午後択一のみで上乗せ点を稼ごうとした場合の偏差値は以下のとおり。

得点 偏差値
午前+8問 99点 72.32
午後+8問 90点 73.23

午前択一のみ、午後択一のみで上乗せ点を稼ごうと思うと、偏差値72以上なのでやっぱりかなり厳しいです。

ちなみに、午前択一で99点以上取れた人は48人、午後択一で90点以上取れた人は59人いました。

記述で上乗せ点を稼ぐ場合

記述の基準点が32.5点ですから、上乗せ点23.5点を記述で稼ぐには56点取る必要があります。

得点 偏差値

記述+23.5点

56点 70.41

記述だけで上乗せ点を稼ごうと思うと、択一基準点突破者の中で偏差値70以上が必要です。

端的に言って無理ゲー感がハンパないですね。

ちなみに記述で56点以上取れた人は25人です。

偏差値から見る上乗せ点の稼ぎ方

実際の試験結果から見ても記述で上乗せ点を稼ぐよりも、択一で稼ぐ方が簡単だと言えます。

午前と午後の択一で平均的に上乗せ点を稼ぐのであれば「基準点が取れない人」も含んだ母数での偏差値66ですから難易度はそこまで高くありません。

記述の基準点は偏差値50ですが、「択一基準点突破者」が母数であるため50から偏差値を上げていく難易度は高いですよ。

択一で稼ぎ、記述は基準点を取るのが一番効率の良い司法書士試験合格の勉強法と言えるでしょう。

司法書士の難易度を偏差値から見る【2019年度】まとめ

私たちが慣れ親しんだ偏差値で見てみると、基準点の偏差値はそこまで高いものではないです。

午前択一基準点 偏差値 約60
午後択一基準点 偏差値 約60
記述基準点 偏差値 約50

しかし偏差値を求める母数はそれぞれ以下のように違います。

午前択一 試験会場まで来て受験した人
午後択一 午後の試験も受けた人
記述基準点 択一基準点突破した人

このため、「午前択一」「午後択一」「記述」の順に偏差値を稼ぐのが難しくなっていきます。

母数の多い「午前択一」「午後択一」で稼いでおいた方が司法書士試験に合格しやすいと言えるでしょう。

特に午前は試験時間に余裕もあるので、午前で上乗せ点の半分以上を取れるようにすると良いですよ。

実際に私も午前択一で+4問=12点上乗せして合格しています。
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