独学で司法書士一発合格した人はどのくらい?【勉強法は?】

司法書士に独学で一発合格

おつかれさまです!司法書士の「よしと」(@yoshitoshikaku1)です。
よしと
よしと
独学で司法書士に一発合格したい!そのためにはどうやって勉強すれば良い?
独学で司法書士に一発合格した人はどのくらいいるの?

そんな風に思いませんか?

この記事では、独学で司法書士試験に一発合格をした人はどのくらいいるのか、合格する勉強がどういうものなのかをデータを踏まえて説明していきます。

次善の策として「一発合格を諦めて独学合格を目指す場合の勉強方針」「独学を諦めて一発合格を目指す場合の勉強方針」の2つについても説明します。

無理なプランを立てて実現できず、司法書士に合格できなかったという結果になっては最悪です。

あなたが実現可能なプランをしっかり立てて司法書士の合格を目指しましょう。

予備校を使いながら4回目の司法書士試験で合格した私が、実際の合格者のデータや合格に必要な知識量などを基にして解説していきます。

独学で司法書士に一発合格は可能か?

独学で司法書士に一発合格したい!

可能ならそれが一番良いですよね。

では、実際問題として「独学で一発合格」は可能でしょうか?

答えは、

「0ではないけど現実としては無理に近い」

というのが私の結論です。

この結論はある程度実際のデータに基づいています。

その実際のデータを交えながら、具体的にどのくらいの人が独学一発合格をしているのかを計算していきます。

独学で合格する人はどのくらいか

データから推測も交えて割合を計算していますが、細かい計算に興味のない方は、計算結果だけを見てください。

まずは一発合格については一旦置いておき、独学で司法書士に合格した人がどのくらいいるかについてです。

私が合格した年に新人研修で名刺交換をした人の中に、実際に独学で司法書士に合格した人がいました。

同じ割合で合格者中に独学合格者がいたと仮定すると、独学で司法書士に合格する人の割合は以下のように計算できます。

独学で司法書士に合格する人の割合について

独学合格者の割合

(新人研修で名刺交換した人の中で)

約1.6%
独学合格者の割合

(司法書士合格者の中で)

約1.6%と仮定
独学合格者の割合

(司法書士受験者の中で)

(=合格率 × 1.6%)

0.063

1万人に6人ほど)

私が会った人に偏りがあったとして、大甘に5倍は独学合格者がいたと仮定した場合 0.3

1万人に31人ほど)

私が会ったことのある独学合格者を基準にすると「独学で司法書士に合格する」だけでとんでもないハードルの高さになってしまいました。

名刺交換時に「独学であったこと」をカミングアウトしてなかった人もいる可能性があるので、大甘に甘く見てその5倍は独学合格者がいたとしても、実受験者数の中の独学合格者の割合は0.3%にしかなりません。

これでも1,000人に3人しかいないことになります。

独学で司法書士に合格するだけでもめっちゃハードルが高い、という計算結果になりました。

一発合格する人はどのくらいか

一方、今度は独学を一旦置いておき、司法書士に一発合格する人がどのくらいいるのかについてです。

こちらはさきほどよりもより信憑性の高いデータを使うことができます。

大手予備校LECの2015年口述模擬試験アンケートと、その年の司法書士試験の合格率から計算します。

司法書士に一発合格する人の割合について

一発合格者の割合

(司法書士合格者の中で)

3.1%
一発合格者の割合

(司法書士受験者の中で)

(=合格率 × 3.1%)

0.13

1万人に13人ほど)

によれば、その年の合格者のうち一発合格者は3.1%でした。

2015年の司法書士試験の合格率から計算すると、司法書士受験者数の中の一発合格者の割合は0.13%になります。

つまり、1,000人に1人ほどしかいないことになります。

司法書士に一発合格するだけでもやはりめっちゃハードルが高い、という計算結果ですね。

つまり、独学で司法書士に一発合格する人はどのくらい?

では、本題の独学で司法書士に一発合格する人はどのくらいいるのかについてです。

一般的に独学よりも予備校の方が勉強効率が良いため、独学者がいる割合は、合格者全体よりも一発合格者の方が少ないでしょう。

しかし、そこは少し甘めにどちらも等しい割合で独学者がいると仮定して計算します。

独学で司法書士に一発合格する人の割合

(司法書士受験者の中で)

0.000103

1万人に1人くらい)

甘々に甘い仮定を積み重ねた結果でようやく「司法書士受験者1万人の中で独学で一発合格した人が1人いれば良いほう」という計算結果になりました。

直近の2019年の司法書士試験の受験者数が13,683人ですから、2019年は独学で一発合格した人が1人いるかもしれないという感じです。

もしかしたら0人の可能性も普通にあると思います。

甘く見積もったり、甘い仮定を積み重ねた計算結果ですが、独学合格者は毎年1人いるかどうかというのはそんなに現実とかけ離れた計算結果ではないと思います。

独学で司法書士に一発合格する勉強法とは

一般的に司法書士の合格に必要な勉強時間は3,000時間と言われます。

しかし、合格者の大半が予備校利用者であることから独学の場合には最初の理解に時間がかかる分+1,000時間で、独学では勉強時間が4,000時間必要だと私は考えています。

1年(12か月)で4,000時間勉強するには 毎日休まず11時間勉強
1年3か月(15か月)で4,000時間勉強するには 毎日休まず8.7時間勉強

お試し受験を認めて1年3か月の勉強期間があるとすれば、休み無く毎日9時間近い勉強を続ければ独学で一発合格できる可能性があります。

完全に司法書士試験だけに専念できる受験生でなければ挑戦することすらできないレベルの勉強法になるでしょう。

独学で司法書士に一発合格するのは無理です!

とだけ言って終わってしまっては元も子もないので、次善の策として「一発合格を捨てるか」「独学を捨てるか」で合格する勉強法を考えていきます。

次善の策1:独学で司法書士に合格する勉強法

まずは、一発合格を捨てて「独学で司法書士に合格する場合」です。

勉強時間は司法書士試験に専念できる人でも頑張って毎日6時間、仕事で忙しい社会人は頑張って平日2時間休日5時間で週20時間が現実的なところでしょう。

さきほどの合格に必要な4,000時間の勉強時間を達成するためには、

(専業受験生)毎日6時間勉強 110か月
(社会人受験生)週20時間勉強 310か月

それぞれこのくらい毎日勉強を続ける必要があります。

毎日休まずに続けるのは非常に大変なのでほとんどの人が途中で脱落していきます。

だから、司法書士の合格者に独学合格者は少ないのです。

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次善の策2:司法書士に一発合格する勉強法

次に、独学を捨てて予備校を使いながら「司法書士に一発合格する場合」です。

合格に必要な勉強時間3,000時間を達成するには、さきほどと同じように専念できる人は毎日6時間、社会人は週20時間として計算すると、

(専業受験生)毎日6時間勉強で 約1年5か月
(社会人受験生)週20時間勉強で 約2年11か月

となるので、このペースでは一発合格はできません。

そこで、鉄の心と鋼の肉体と恵まれた環境を合わせて、専業で毎日8時間、社会人が平日3時間休日9時間で週30時間の勉強ができたと仮定すると、

(専業受験生)毎日8時間勉強 11か月
(社会人受験生)週30時間勉強 111か月

となります。

つまり、仕事をしながらの社会人受験生が一発合格(およそ1年勉強で合格)するためには、必死の勉強が最低でも必要なうえ、さらにかなりの運が必要です。

専業受験生であれば1年以上毎日8時間勉強を続けられれば不可能ではありません。

実際に、予備校が宣伝材料としてよく使う「一発合格者の合格体験記」を見るとその多くは1年より少し長いコースで毎日8時間以上勉強したと書かれていることがほとんどのはずです。

関連記事:「司法書士予備校のおすすめ5選【初学者向け】」

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独学で司法書士に一発合格した人と勉強法まとめ

独学で司法書士に一発合格することはかなり不可能に近いです。

現実に独学で一発合格している人は運にも恵まれているでしょう。

私の経験やデータを基に計算した「独学」「一発合格」の割合は以下のとおり。

独学 + 一発合格 0.000103(大甘に見積もって)

1万人に1人くらい)

独学 で合格 0.3(大甘に見積もって)

1万人に31人ほど)

一発合格 0.13

1万人に13人ほど)

独学で一発合格できる人は、毎年1人いるかいないかレベルです。

必要な毎日の勉強時間を計算すると以下のとおり。

独学 + 一発合格 を1年で目指す 毎日 約11時間勉強
独学 で合格を約2年で目指す 毎日 約6時間勉強(専業)
独学 で合格を約4年で目指す 毎週 約20時間勉強(社会人)
一発合格 (予備校利用)を1年で目指す 毎日 約8時間勉強(専業)
フルタイムで働く社会人は、週30時間勉強できても一発合格には足りない

なんとも夢のない結果ですが、司法書士試験自体は十分に合格可能な試験です。

予備校を使って3年以上かけて合格を目指すのであれば全然可能ですよ。

さきほどのLECのアンケートでも合格者の中で一番多いのは受験回数3回です。

無理のない目標を立てて勉強を積み重ね、司法書士試験に計画的に合格しましょう!

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