司法書士試験の倍率から見る難易度【資格試験の倍率比較】

司法書士試験の倍率とは司法書士試験
よしと
よしと

おつかれさまです!司法書士の「よしと」です。

司法書士試験ってどのくらい難しいの?

司法書士の倍率はどのくらい?

他のどんな試験と同じくらいの倍率なの?

そんな風に思っていませんか?

 

この記事では近年の司法書士試験の以下の内容について説明します。

  • 司法書士試験の出願倍率
  • 司法書士試験の実倍率
  • 司法書士試験の記述式倍率
  • 司法書士試験と他の試験の倍率比較

 

高校受験や大学受験では「倍率は何倍」と良く言われますよね。

司法書士試験は高校や大学の「合格定員」にあたる「予定合格者数」は発表されていません。

そのため、実際の合格者数をベースにして試験の倍率を計算してみました。

 

司法書士試験の難易度を測る目安としてどうぞ。

 

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司法書士試験の出願倍率

2020年5月現在、法務省の司法書士試験のページでは直近6年分のデータが公開されていますので、それを元に倍率を計算します。

 

まず、司法書士試験の出願倍率は以下のとおり。

司法書士試験の出願倍率

年度出願倍率(小数点2位以下四捨五入)
2014年度(平成26年度)32.33倍
2015年度(平成27年度)30.77倍
2016年度(平成28年度)30.85倍
2017年度(平成29年度)29.94倍
2018年度(平成30年度)28.45倍
2019年度(平成31年度)27.97倍

出願倍率は、出願はしたものの実際には受験しなかった人も含んだ倍率であるため、実倍率よりも高くなります。

 

司法書士試験であれば、午前だけ受けたが午後は受けなかった人も含まれているため、

  • 司法書士試験に興味はあったけど、試験日まで結局あまり勉強せず来なかった人
  • 午前で諦めて帰った人
  • 予備校の解答速報のため、始めから午前しか受けるつもりがなかった人

も含まれた倍率です。

 

そのため出願倍率は、

司法書士試験に何かしらの興味関心を持っている人

をベースにした倍率と言うことができるでしょう。

 

午前の問題が欲しい予備校関係者を除けば、司法書士試験の初心者や初心者予備軍も含めた倍率ということです。

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司法書士試験の実倍率

続いて司法書士試験の実倍率は以下の通りです。

司法書士試験の実倍率

年度実倍率(小数点2位以下四捨五入)
2014年度(平成26年度)26.52倍
2015年度(平成27年度)25.35倍
2016年度(平成28年度)25.34倍
2017年度(平成29年度)24.55倍
2018年度(平成30年度)23.17倍
2019年度(平成31年度)22.77倍

実倍率は、午前、午後ともに受験した人を元にした倍率であるため、世間一般で言われる「倍率」はこれ。

 

実際に試験を受けた人がベースであるため、司法書士試験のスタートラインに立ちリタイアせずに戦い抜いた本気度が一定以上ある人たちを対象とした倍率と言うことができます。

 

最新の2019年度の倍率が22.77倍ということは、

22.77人に1人合格できる難易度

ということですね。

そう考えると司法書士試験はかなり難易度が高いことが改めて分かります。

小中学校の1クラスで何人が合格する…と考えると思ったよりも難易度が高くないと感じる人もいるかもしれませんね。

それでもクラスで1番、2番くらいの成績が必要にはなりますが頑張れば実現できそうと思えるくらいの難易度です。

関連記事:「【合格率4%から上昇中!】司法書士の難易度は?偏差値と合格率で比較!」

 

司法書士試験の記述式倍率

司法書士試験は午前、午後ともに受けても記述式は全員が採点されるわけではありません。

そのため、記述式の倍率も計算して記述式の難易度も調べてみました。

 

司法書士試験の記述式の倍率は以下のとおり。

司法書士試験の記述式倍率

年度記述式倍率(小数点2位以下四捨五入)
2014年度(平成26年度)2.68倍
2015年度(平成27年度)3.18倍
2016年度(平成28年度)3.45倍
2017年度(平成29年度)3.46倍
2018年度(平成30年度)3.44倍
2019年度(平成31年度)3.34倍

記述式倍率は、記述式の採点対象者を元に出した倍率ですので、択一式試験で基準点を突破できたらどのくらいの倍率で合格できるかを表しています。

 

こうしてみると、

択一基準点を突破すれば3~4人に1人は合格する

ということになります。

 

実倍率などでは倍率20倍以上でしたから、それに比べると大幅に倍率が低いです。

このデータからも、司法書士試験は択一重視で記述式はそこまで頑張らなくても良いという主張が裏付けられています。

 

記述式が全く書けないのはダメですが、記述式で大きなミスをしないようになれば十分に司法書士試験に合格することができます。

司法書士試験と他の試験の倍率比較

倍率が3倍とか20倍とか言われてもいまいちピンと来ない

という人もいるかと思いますので、他の資格試験と実倍率を比べてみました。

2019年度の各試験の実倍率比較

試験種実倍率
司法書士試験22.77
行政書士試験8.71倍
宅建士試験5.89倍
社会保険労務士試験15.22倍
司法試験予備試験24.54
国家総合職(法律)16.96倍
国家一般職(行政)3.35倍
裁判所事務官(総合職・大卒)53.71倍
裁判所事務官(一般職)7.05倍
国立国会図書館(一般職)138.4倍(!)

意外と言うか、やはりと言うか一番倍率が近いのは司法試験予備試験でした。

受験資格が必要ない試験としては、司法書士試験と司法試験予備試験が最高峰の難易度と言えるでしょう。

 

正直私も司法書士試験の勉強を始める前は

よしと
よしと

予備試験よりは司法書士試験の方が受けやすそう

と思っていましたので、司法試験予備試験は猛者たちが集まった中でさらに高倍率だと思われます。

倍率が同じくらいだからと言って、単純に司法書士試験と同程度の難易度と言うことはできないでしょう。

そもそも合格後にする仕事の内容も、試験内容も全然違うので比べること自体意味がないのですけれども。

倍率の比較対象として公務員試験も挙げていますが、公務員試験は受験資格に年齢制限があるので単純に司法書士試験と比べることはできません。

しかし、受験資格を満たしていれば司法書士試験よりも倍率が低い試験がいくつもあります。

主に司法書士の試験免除につながる職種を挙げていますが、勤務年数要件があることや年数だけで試験免除になるとは限らない点などを考えると、司法書士になりたいなら司法書士試験が一番の近道だと言えるでしょう。

ちなみに、公務員試験で一番倍率が高かったのが国立国会図書館(一般職)だったので表に入れてみました。

国会図書館職員から司法書士になれるわけではありませんので、あしからず。

関連記事:「大学生で司法書士取得!就活での有利点・合格法を解説」

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司法書士試験の倍率まとめ

2019年度(平成31年度)司法書士試験の実倍率は22.77倍です。

受験者数の減少もあり、倍率は年々減少していますが、それでも20倍以上と高く司法書士試験の難易度が依然として高いことをものがたっています。

 

一方で、択一式の基準点を突破し、記述式の採点を受けられた人を対象として倍率を算出すると、2019年度(平成31年度)で3.34倍になっています。

このことからも、司法書士試験は択一式で合格不合格がほとんど決まっていることが分かります。

 

他の試験の倍率も様々ですが、受験資格が必要ない試験の中では司法試験予備試験が24.54倍と司法書士試験に一番近い倍率になっています。

 

司法書士試験の免除が受けられる職種の公務員は、司法書士試験以上に倍率が高いものもあれば、そこまで倍率が高くない試験もあります。

しかし、公務員試験に合格すれば司法書士試験の免除が受けられるわけではないため、司法書士になることが目的であれば、始めから司法書士試験を受ける方が早く確実でしょう。

 

倍率を見ると司法書士試験の難易度が高いことが分かりますが、ここ6年でも26.52倍から22.77倍まで減っています。

このまま受験者数の減少が続けばさらに倍率は下がることが予想されます。

 

これから司法書士試験の合格を目指すのであれば、数年前よりも合格しやすい、と考えることもできますよ。

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