おつかれさまです!資格ワン運営の司法書士「よしと」です。
試験時間が足りない!マークシートを1分でも早く塗りたい!
そんな経験をしたことはありませんか?
時間が足りない試験では少しでもマークシートを塗る時間を短縮して、その分問題をしっかりと考えて解く時間を増やしたいもの。
そのため、この記事では司法書士試験を題材として択一式マークシートを少しでも早く正確に塗るための方法について説明します。
- 事前準備
- 具体的な方法
- 訓練方法
の3つに分けて説明していきます。
択一のマークシートを1分でも早く塗り終わればその分記述式を解く時間を増やすことができますよ。
3回目の司法書士試験まで記述が満足に解けず、4回目の司法書士試験で午後択一の全35問をマークシート塗りまで50分で終わらせて無事合格した私の経験からお話します。
択一式マークシートを1分でも早く塗る方法・コツ
択一のマークシートを早く終わらせて記述の時間を増やしたい!
そう思ったのであれば、以下の3つの方法を実践しましょう。
|
この3点を実践するだけで1分~数分はマークシートを塗る作業を短縮できます。
それぞれどのように行うのか、早くなる理由、注意点などについて補足していきます。
マークシートを早く塗る方法・コツ【準備編】
試験当日には
|
を用意しましょう。
先が丸まった鉛筆は、試験会場まで筆記用具を持ち運ぶ間に芯が折れにくく、塗れる面積も広いためマークシートを塗る時間を短縮することができます。
そして、マークシートの注意事項には必ず「HBかBの鉛筆」と指定がされていますがこれにもちゃんとした理由があります。
マークシートの読み取りは鉛筆の芯に含まれる黒鉛の量に左右されます。
黒鉛が少なすぎる(=薄い)と読み取ることができませんし、黒鉛が多すぎる(=濃い)と消しゴムで消したときに消し残りを読み取ってしまう危険性が高まります。
そのため、マークシートで使う鉛筆の濃さは「HBかB」が良いと指定されているんです。
シャーペンのHBでマークシート塗ったらダメなの?
普段からシャーペンを使い慣れている人であれば誰もが思う疑問ですよね。
実はシャーペンの芯はメーカーによって黒鉛の量が違うため、マークシートにはあまり向いていません。
シャーペンの芯は細いので塗る時間もかかりますし、筆圧が一ヶ所にかかるためマークシート用紙をくぼませてしまう可能性もあります。
マークシート用紙がくぼんでしまうと上手く読み取りができませんのでその点からもシャーペンは使わない方が良いでしょう。
試験中に鉛筆を落としてしまった場合は手を上げて申告し試験官に拾ってもらうことになりますが、その間何もできなかったら数分無駄にしてしまいます。
ですから、マークシート用の鉛筆は予備も含めて3本は机上に置いておくようにしましょう。
普段鉛筆を使わない人はマークシート用鉛筆を用意するのがおすすめ。
モノ マークシート用鉛筆セットの詳細 | |
内容物 | 特徴 |
マークシート用鉛筆(HB) 3本 (鉛筆先削り済み) |
紙への定着性が高く濃くはっきりとマークでき、消しゴムできれいに消しやすい超微粒子芯を使用 |
鉛筆キャップ 3個 | 通常のキャップと違い、キャップに出っ張りがあることで机上で転がりません |
モノ 消しゴム 1個 | スタンダードなモノ消しゴム |
ミニ削り器 1個 | コンパクトな鉛筆削り |
透明ペンポーチ | 鉛筆セットが収まり、かさ張らないミニサイズのポーチ |
鉛筆があれば良いという人には、キャップ付きの2本セットと3本セットもあります。
鉛筆に限らず司法書士試験前の持ち物の準備については「司法書士試験の持ち物は事前に準備!当日はゆっくり向かおう」の記事でまとめていますので参考にしてください。
マークシートを早く塗る方法・コツ【方法編】
方法1:マークシートを「の」の字で塗る
マークシートは「の」の字を書くように中央から外周へと塗っていくと早いです。
マークシート用紙には必ず「良い塗り方」と「悪い塗り方」の例が載っています。
今までに何度もマークシートによる試験を受けてきた人は改めて真剣に読んでいないですよね。
1分でも早くマークシートを塗り終わりたいのであれば、「どこまで塗れば読み取ってもらえるのか」を知っておくことは地味に大切。
マークシートは1つの解答を塗るのに3秒、少し丁寧なら1つ4秒くらい時間がかかります。
これが1つ2秒で塗れる方法を覚えるだけで確実に30秒~1分の時間が生まれます!
マークシートを早く塗るためのヒントは「悪い塗り方」にあります。
「中だけ」「周りだけ」「はみ出し」の3点に該当しないように塗ればOK!
(画像があんこの話になっているのはただ私が甘いものが好きなだけです。)
そして、これを満たすマークシートの具体的な塗り方が「の」の字を書くように中央から外周へと塗っていくという方法なんです。
縦長に塗る場合はそのまま「の」の字ですが、マークシートを横長に塗る場合は「の」を横に倒して書きます。
具体的には以下のような手順でマークシートを塗っていきます。
このように、「の」の字を最後少しオーバーランして中身をぐしゃぐしゃと塗りつぶせば間違いありません。
中身は丁寧に塗らなくても外周と中央が塗れていれば読み取れますよ!
この方法なら1つ2秒かかるかどうかくらいでマークシートを塗れます。
方法2:最後にまとめてマークシートを塗る
司法書士試験の択一を早く終わらせるためには、択一を35問まで連続で解き、35問まとめてマークシートを塗っていきましょう。
まとめてマークシートを塗るメリットは以下のとおり。
マークシートをまとめて塗るメリット |
|
勉強をしているときも1分毎に違う作業を挟み込まれたら集中力が下がりますから、試験中も問題はまとめて解く方が集中できますよね。
そして、実際にマークシートを塗る作業もまとめてしまった方が早く塗ることができ、効率がアップします。
あなたも小学生のころ、漢字の書き取り宿題で部首だけ先に10個書いたりなど分解して作業化しませんでしたか?
漢字を覚えるという意味では作業化すると効果が無いですが、宿題を早く終わらせるという効果はあったはずです。
マークシートを塗る作業も同じ。
単純作業はまとめてしまった方が早くなります!
また、択一が終わった後の記述は択一とは使う頭が違います。
そのため、択一を考えていた頭でそのまま記述を解き始めるメリットはありません。
むしろ、択一を考えたあと何も考えずにマークシートを塗る作業をして脳を休めておいた方が集中力を回復させることができます。
記述は一つの見落としが大きな減点につながるため集中力が重要です。
このように、マークシートをまとめて塗ることで択一、マークシート、記述の全てのスピードアップ効果が期待できるんですからマークシートをまとめて塗る以外の選択肢は無いんじゃないでしょうか。
マークずれを防ぐ方法
まとめてマークシートを塗ると順番を飛ばしてしまうなどのミスが怖い
よく言われますし、その不安はありますよね。
しかし、マークずれをしてしまうのはまとめてマークシートを塗る方法が間違っているからです。
問題の解答を正しく整理すればマークシートを塗るときにミスは起こりません。
その整理法は、問題冊子の問題番号の上に解答番号を書きながら解くことです。
あなたは以下のように問題文に解答をしていませんか?
これだと問題番号を見ずに問題冊子の半分から下だけを見てマークシートを塗ってしまうため、問題番号とマークシート用紙の番号のミスマッチを起こしやすくなります。
そのため、以下のように問題冊子の問題番号の上に解答番号を書きながら解いていきましょう。
こうすると、まとめてマークシートを塗るときに自分の解答番号が問題冊子のどこを見れば分かるのかを視点を固定することができるうえに、必ず問題番号も目に入るのでマークシートを塗る位置を間違えません。
万が一間違えてもすぐに気づくことができますよ。
スポンサーリンク
マークシートを早く塗る方法・コツ【訓練編】
マークシートを早く塗るコツが分かったら司法書士試験本番の前に練習をしておきましょう。
模試や答練をこの方法で解き、マークシートを塗るようにして試験本番でも意識せずにできるようにするんです。
大事なのは午後の試験ですが、午前の試験も同じ方法で解いておくと身につくのが早いです。
模試や答練を受ける余裕が無い人は、年度別過去問を本試験と同じように解いてみるという方法もあります。
|
|
択一式マークシートを1分でも早く塗るための方法・コツまとめ
記述の時間を確保するためにも、択一式のマークシートは以下の3点に注意して塗りましょう。
|
試験本番で間違えないよう、答練や模試でマークシートを塗る練習しておくのをおすすめします。
「時間が無い!」と慌てて記述の問題を読むよりも、「まだまだ時間は余裕」と思いながら記述の問題を読む方が圧倒的に見落としが減りますよ。
司法書士試験のマークシートを1分でも早く塗って心の余裕を持って記述に挑めるようになりましょう!
関連記事:【安い穴場は?】長時間勉強できる場所【カフェ・自習室・コワーキング】 |